ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、東京在住者を対象に「物価が安いと思う都道府県は？」というテーマでアンケート調査を実施しました。

　東京在住者から「物価が安い」と思われている都道府県はどこだったのでしょうか。それではランキング上位の結果を見ていきましょう。

第2位：東京都

　第2位は「東京都」でした。日本の政治や経済などの中心であり、日々多くの人が行き交う東京都。他県に比べて地価や物価が高いイメージが強く、松濤や成城、田園調布など高級住宅地も多いため「物価が安い」とは考えにくいですが、現地の在住者からは決してそうは思われていないようです。

　一例として、東京都北区にある十条銀座商店街では、格安グルメや老舗の名店など、約200店舗が並んでいます。コロッケや唐揚げなどの惣菜が手軽な価格で購入でき、500円で満腹になれます。他の地域も商店街が多く、東京周辺にしか出店していない格安のスーパーなども多いことが、「東京＝物価が高い」と一概には考えられてはいない理由といえそうです。

第1位：沖縄県

　第1位は「沖縄県」でした。昔からさまざまな国との交易で栄えた沖縄県は、琉球王国に代表される独自の歴史や文化が今なお残っています。美しい海などの自然と、首里城や沖縄美ら海水族館などの観光名所、石垣島や宮古島などの離島、沖縄そばや特有の海産物など、多彩な楽しみ方ができるエリアです。

　ガソリン税や酒税については他県よりも安いですが、野菜などは地元で育てているもの以外は輸送費がかかるため、むしろ高くなっています。沖縄はお弁当屋さんが多く、300円前後で購入できるため、暖かい気候と陽気なイメージも相まって「物価が安い」というイメージがあるのかもしれません。

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