日本出版販売は、毎年実施している「全国書店員が選んだおすすめコミック」のスピンオフ企画として、「全国書店員が選んだおすすめ少女コミック」の2022年版ランキングを発表しました。

　このランキングは、全国約1000人の書店員を対象に、アンケート回答時の刊行が5巻以内の作品からおすすめしたい作品を調査したもの。はたして全国書店員が「おすすめしたい」と思っている少女コミックはどの作品だったのでしょうか？

（出典元：日本出版販売「全国書店員が選んだおすすめ少女コミック2022」）

第2位：消えた初恋

　第2位は、『消えた初恋』でした。集英社『別冊マーガレット』で2022年6月まで連載されていた作品です。原作はひねくれ渡さん、作画は「俺物語!!」などを手掛けたアルコさんです。

　男性高校生の青木が、ひょんなことから片思い相手の少女・橋下の好きな人を知ってしまいます。橋下の好きな相手である井田が、青木の好きな人が自分だと勘違いしてしまうところから物語は進んでいきます。男子高校生同士の恋愛を中心に描いた作品ながら、ジャンルを超えて多くの人から人気を集めました。

　「このマンガがすごい！2021オンナ編」では9位に入賞したほか、「2021年度第67回小学館漫画賞」少女向け部門を受賞するなど、高い評価を得てきた作品です。2021年10月にはテレビ朝日系列でドラマ化され、「なにわ男子」の道枝駿佑さんと「Snow Man」の目黒蓮さんが主演を務め、大きな話題となりました。

第1位：うるわしの宵の月

　第1位は、『うるわしの宵の月』でした。『椿町ロンリープラネット』などで知られる、やまもり三香さんの作品です。2020年9月より講談社の漫画雑誌『デザート』で連載されています。

　見た目や声などから「王子」と呼ばれている女子高生・滝口宵と、宵の学校の先輩で同じく「王子」と呼ばれている男子高生・市村琥珀の2人を中心に、その恋愛模様が描れます。女性と男性ではありますが、タイプの違う2人の「イケメン」の恋模様に、きっとキュンとさせられるでしょう。

　「このマンガがすごい！2022オンナ編」では4位に入賞し、「第12回ananマンガ大賞」では準大賞を受賞したほか、2022年11月には累計部数200万部を突破するなど、高い人気を集めている作品です。

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