ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、全国の社会人を対象に「校舎がかっこいいと思う国立大学は？」というテーマでアンケート調査を実施しました。

　全国の社会人から「校舎がかっこいい」と思われているのは、どの国立大学だったのでしょうか。それではランキングを見ていきましょう！

第2位：北海道大学

　第2位は「北海道大学」でした。北海道札幌市に本部を置く北海道大学は、1876年に設立された札幌農学校を前身とする総合大学です。「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を基本理念に掲げ、国際的に活躍できる人材の育成に力を入れています。

　札幌キャンパスには「古河記念講堂（旧東北帝国大学農科大学林学科教室）」や「旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室」など、国の登録有形文化財に指定されている歴史的な建物が多く残っています。四季を感じられるイチョウ並木や、構内を流れる小川など、美しい自然を満喫できるのも、国内の大学で最大の総敷地面積を持つ北海道大学ならではの魅力です。

第1位：東京大学

　第1位は「東京大学」でした。東京都文京区に本部を置く東京大学は、1877年に創設された日本で最も長い歴史を持つ大学です。国内最難関として知られる名門大学で、「世界的視野をもった市民的エリート」の育成を目標に掲げており、卒業生からは政治家や研究者など、優秀な人材を多く輩出しています。

　「本郷キャンパス」には歴史のある建物が多く、国の登録有形文化財である「安田講堂」をはじめ、「正門」「法文学部1号館」「法文学部2号館」「法学部3号館」「工学部1号館」「工学部列品館」が登録されており、建物の多くが「内田ゴシック」と呼ばれる、趣のある美しいゴシック様式で建造されているのが特徴です。大学の象徴としても有名な「赤門」は、1827年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されているなど、歴史的にも貴重な建造物が多く残っています。

　日本最難関校として知られる東京大学のブランド力も含め、長きにわたる大学の歴史と伝統が息づく校舎が評価されたのではないでしょうか。

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