1955年の創刊から今日までたくさんの少女漫画を生み出し、女の子を虜にしてきた漫画雑誌『りぼん』。連載作品を原作としたアニメも多く、アニメーションならではの演出により、さらに新たな輝きが加わった作品も少なくありません。

　今回は、2000年代に『りぼん』で発表された漫画を原作としたアニメにスポットを当て、「2000年代の『りぼん』漫画原作アニメであなたが好きなのはどれ？」というテーマでアンケートを実施します。お気に入り作品があれば、ぜひ投票してください！　まずは代表的な3作品を紹介します。

愛してるぜベイベ★★

　2002年から2005年まで連載され、アニメは2004年に放送されました。主人公の男子高校生・片倉結平が、母親に置き去りにされた従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役を押し付けられるところから物語が始まります。徐々にゆずゆも結平を慕っていきますが、結平にも恋仲になる同じ高校の女子がいて……。

　華やかなタッチでありながら、虐待やいじめといった家庭問題や社会問題を扱っているのが大きな特徴。さらに恋愛ドラマの要素も加わり、登場人物たちの心理描写が繊細に描かれています。アニメでも原作の温かさや優しさ、かわいさ、切なさが表現され、シリアスな面もありながら桔平とゆずゆの交流が微笑ましい名作として、今も愛されている作品です。

満月をさがして

　2002年から2004年まで掲載され、アニメは2002年から2003年まで放送されていました。作者の種村有菜さんは日本のほかにドイツでも人気を博し、本作もドイツで高い評価を得ました。

　死神に余命1年と宣告された主人公・神山満月が、死神の能力で16歳の少女に変身し、歌手として芸能界デビューするというストーリー。変身魔法少女系のアイドル物語でありながら、独自の死生観が感じられる作品です。

超GALS！ 寿蘭

　原作は、1999年から2002年まで連載されていた藤井みほなさんの「GALS！」で、アニメでは「超GALS！ 寿蘭（すーぱーぎゃるず・ことぶきらん）」というタイトルがつけられています。アニメは2001年から2002年まで放送され、その後はゲームにもなりました。2000年代を象徴する、渋谷の女子高生をメインに描いた作品です。

　 アニメではパロディネタが多かったり、原作にはいないキャラクターが登場するなど、オリジナルの演出もいくつか含まれていました。街でワイワイ遊びながら友達との仲を深め合い、ときにトラブルに見舞われながらも青春を思い切り楽しむ蘭とその仲間たち。時代は変わっても、この漫画から得られるパワーは絶大です。

その他

　ここまで3作品を紹介してきました。どれも思い出深い作品ばかりですね。今回の投票では、上記3作品を含む7作品を投票対象として用意しました。お気に入りの作品がほかにあるという場合は、「その他」に投票のうえ、コメント欄で作品名を教えてください。それでは投票、よろしくお願いします！

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