日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、1984年から毎年続いている歴史ある賞です。その年に最もジーンズが似合う人に贈られるという触れ込みですが、「一般選出部門」は一般投票の数で決定されるため、実際には「ファンの力が強い芸能人」が選ばれやすいとも言われます。

　そんなベストジーニストを過去に複数回受賞し、「殿堂入り」した芸能人はこれまでに10人。その顔ぶれを見てみましょう。

木村拓哉に草彅剛、ジャニーズがずらりと並ぶ男性陣

　男性で殿堂入りしているのは6人で、古い順に並べると木村拓哉さん、草彅剛さん、亀梨和也さん、相葉雅紀さん、藤ヶ谷太輔さん、中島裕翔さん。見ての通り、全員がジャニーズ事務所に所属（過去に所属）している人たちです。

　中でも芸能界屈指のデニムコレクターとして知られる草彅さんは、自身のYouTubeチャンネルでお気に入りのジーンズをたびたび紹介するなど、そのジーンズ愛は本物。コレクションの中には、1本100万円を超えるような激レアモノもあるとか。

浜崎あゆみに倖田來未、女性の殿堂入りは4人

　女性の殿堂入りはこれまでに4人で、古い順に見てみると浜崎あゆみさん、倖田來未さん、ローラさん、菜々緒さん。やはり各時代でファッションアイコンとして名をはせた人たちが並んでいます。

　女性として初めて殿堂入りした浜崎さんは、1999年に発表したアルバム「LOVEppears」と、同日発売のシングル「appears」で、上半身に何も着用せず、身に着けているのは下半身のジーンズのみ……という衝撃的なジャケットで当時話題となりました。「白アユ」「黒アユ」という呼び方も、今ではなつかしいですね。

2021年の受賞者は？

　前回2020年の受賞者は、男性がジェジュンさん、女性が杏さん。男性は1994年の木村拓哉さん以来、26回中25回がジャニーズタレントと圧倒的な結果でしたが（唯一の例外は2005年の氷川きよしさん）、そんな中でのジェジュンさんの受賞は驚きをもって受け止められました。今年2021年は誰が選ばれることになるのでしょうか？