【2021年版】信頼度が高いパスポートランキングTOP30 4年連続で日本が1位に!
海外に渡航するのに必要なパスポート。このパスポートには「信頼度」というものがあるのをご存じでしょうか。分かりやすくいうと、信頼度とはビザ取得無し・パスポートのみで行ける国・地域の数のことで、信頼度が高ければビザ無しで渡航できる国・地域の数が多くなります。
英コンサルティング会社のヘンリー&パートナーズは、IATA(国際航空運送協会)のデータベースをもとに各国のパスポートの信頼度を評価し、その結果をランキング形式でまとめています。世界199の国と地域の中で、最もパスポートの信頼度が高かったのはどこでしょうか。
(出典元:Henley Passport Index 2006 to 2021)
第3位:ドイツ(189カ国)
第3位は、ドイツです。2020年と同様、21年も189カ国でした。ヘンリー&パートナーズが調査を始めた2006年から、常に5位以上をキープしている信頼度が高いパスポートの国です。
表紙はえんじ色で、日本の10年用パスポートによく似ています。有効期限は、申請者が23歳以下であれば6年間、24歳以上であれば10年間です。なおドイツはEU加盟国ですので、自国のパスポートがあればドイツ以外のEU加盟国やスイスと自由に行き来ができます。
第3位:韓国(189カ国)
ドイツと同じく韓国も第3位です。2017年は170カ国で7位でしたが、18年には188カ国で3位になり、それ以降も上位にランクインしています。G8全ての国にビザなしで入国できるのも、韓国のパスポートの特徴といえるでしょう。
有効期間は5年と10年のものがあり、申請者が18歳以上であれば10年のものが取得できます。また、韓国籍で日本での永住権を持つ人に対しては、1往復だけ日本・韓国間を渡航できる臨時パスポートも発給されています。21年からは新しい生体認証パスポートを発行するそうです。
第2位:シンガポール(190カ国)
第2位はシンガポールで、信頼度スコアは190カ国でした。2019年は日本と同率1位でしたが、20年と21年は2位になっています。シンガポールのパスポートがあれば、ASEAN諸国(タイ・マレーシア・フィリピン・インドネシア)の全てにビザなしで入国できます。
表紙には、鮮やかな赤にライオンとトラをあしらった国章が刻まれています。また、有効期限は申請者の年齢に関係なく5年間とされています。パスポートの発給申請は郵送のほか、シンガポール国民や永住権保持者が取得できるSingPassを使ってオンラインで行うことも可能です。
第1位:日本(191カ国)
2021年1月時点で、世界で最も信頼度が高いとされたパスポートの国は日本でした。日本のパスポートでビザが不要なのは191カ国。19年はシンガポールと同率1位でしたが、19年にブラジルが日本人のビザ発給を免除したため、20年以降日本が単独首位となっています。
日本のパスポートは、有効期間が5年のものは紺色、10年のものはえんじ色で区別されています。また、申請者が20歳未満の場合は5年のもののみ取得が可能です。なお、日本のパスポートはこれまで身分証明書として使えましたが、2020年2月に代わった新デザインでは住所記入欄がないため、本人確認書類として使えない場合が増えているようです。
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