「サングラス」と聞くと夏に掛けるイメージが強いかもしれませんが、冬も紫外線は降り注いでいます。紫外線量は夏ほど多くありませんが、冬は太陽が低い位置を通過するため、より鋭利な角度で光が当たり、まぶしさを感じやすくなるといわれています。

　そのため冬でも、釣りやゴルフ、車の運転の際にはサングラスを掛けるのがおすすめです。特に「偏光サングラス」は反射光をカットしてくれるので、見たいものをしっかりと映し、まぶしさだけを防いでくれます。今回は、「偏光サングラス」のおすすめや選び方のポイントを紹介していきます。

偏光サングラス：普通のサングラスとはどう違う？

　偏光サングラスは、「偏光膜」と呼ばれるフィルターを挟んだ偏光レンズを使用しています。偏光膜は一方向から入ってくる光だけを通し、斜めから入ってくる反射光をカットする性質を持っています。

　通常のサングラスの場合は、レンズカラーの濃度が高くなるほどまぶしさを感じづらくなります。ただ、濃度が高くなるとまぶしさは軽減しますが、視界が悪くなる上、瞳孔が開いて紫外線が入りやすくなるというデメリットも発生してしまうのです（参考：メガネスーパー）。

　対して偏光サングラスは、光の入射角を利用して反射光をカットするため、レンズカラーの濃度を上げなくてもまぶしさを軽減できます。実際、偏光サングラスは目元が見える明るめのレンズのものが多いので、普段サングラスを掛けない人でも試しやすいかもしれません。

偏光サングラス：偏光度を確認しよう！

　偏光レンズが反射光や余分な光をカットする能力を示すのが「偏光度」です。一般的に偏光度が90％以上のものを「偏光レンズ」、90％より低いものは「偏光機能レンズ」と呼ばれています（参考：メガネの田中）。

　偏光度が上がると、目に見える光の割合「可視光線透過率」は低くなります。レンズカラーの濃さも変わってくるので、偏光サングラスを選ぶ際は偏光度と可視光線透過率のバランスを考えて選ぶのが大切です。使用するシーンや場所に合わせて選びましょう。

偏光サングラス：役立つシチュエーション

　偏光サングラスは反射光をカットするため、アウトドアシーンで特に活躍します。釣りをする時の水面や、ゴルフの芝、スキーやスノーボードの雪面などで気になる照り返しをしっかり防いでくれます。

　また、レンズのカラーもさまざまあり、見え方もそれぞれ異なります。一般的に、ブラウン・レッド系は水中を確認しやすいと言われているので、釣りをする時におすすめです。イエロー・グリーン系は視界が比較的クリアになるため、曇りの日や夕方などでも見やすいのが特徴。自分がサングラスを掛けるシチュエーションによって、選んでみるのもいいかもしれません。

eight tokyo（エイトトウキョウ）偏光サングラス ライトカラー TAC

　「eight tokyo（エイトトウキョウ）偏光サングラス ライトカラー TAC」は、おしゃれなフレームの男女兼用モデル。偏光度は63％でレンズカラーも薄めなので、サングラス初心者でも掛けやすいのが特徴です。ファッションアイテムとしてもおすすめ。

Coleman（コールマン）レディース サングラス CLA01-2

　「Coleman（コールマン）レディース サングラス CLA01-2」は、すっきりとしたデザインが特徴的なレディースモデルの偏光サングラスです。テンプルの内側にあしらったストライプ柄が、さりげないアクセントになっています。アウトドアシーンにぴったりなアイテムです。

SWANS（スワンズ）サングラス ER1

　「SWANS（スワンズ）サングラス ER1」は、スクエアフレームでカジュアルな印象の偏光サングラスです。ノーズパッドとテンプルエンドには、汗をかいてもずれにくいラバー素材を採用しています。偏光度は90％以上あるので、ゴルフやアウトドアシーンにぴったりなアイテムです。

SWANS（スワンズ）サングラス DF-Pathway

　「SWANS（スワンズ）サングラス DF-Pathway」は、「Day Off＝休日」をテーマに作られたモデルのため、さまざまなシーンで活躍する、スタイリッシュなデザインが魅力です。偏光度は93％以上と、機能性にも優れています。ファッションアイテムとして取り入れたい人にもおすすめです。

Zeque（ゼクー）STELTH ステルス

　Zeque（ゼクー）は、釣りに特化した商品を手掛ける、日本の偏光サングラス専門ブランドです。「Zeque（ゼクー）STELTH ステルス」は、従来モデルよりもフェイスラインにフィットするフォルムが特徴。シャープな印象を崩すことなく大きめのレンズを採用し、より視認性に優れたモデルとなっています。釣りをする際におすすめです。