近畿地方随一の面積を持つ兵庫県は、北は日本海、南は瀬戸内海に面する地形が特徴的。ほぼ平野である南部には市街地や工業地帯が集中しているのに対し、中部から北部は中国山地の自然を望めるのどかな街や豪雪地帯、温泉地などがあり、その多面性や気候の違いにより「日本の縮図」とも呼ばれています。

　そこで今回は、「兵庫県で一番イケてると思う街は？」という人気投票を実施します。地元の人の街自慢や、旅行などでおすすめの街があれば、ぜひ投票に参加してくださいね。まずは主要都市3カ所をピックアップして解説します。

姫路市

　「姫路市」といえば、世界遺産にも登録されている「姫路城」が有名で、「白鷺城」の別名でも知られています。その姿は美しく、兵庫県の代表的な観光地のひとつです。他にも、「灘のけんか祭り」は神輿を激しくぶつけ合う様子が勇壮で、重要無形民俗文化財にも指定されています。

　県内において「播磨地方」と称される場所に位置する街で、県庁所在地である神戸市とは別に都市圏を築き発展。市内には揖保川や市川など多くの川が流れており、新幹線も停車するターミナル駅・姫路駅周辺は、商業施設などさまざまなお店で賑わっています。

西宮市

　「西宮市」は県南東部にあり、神戸市と大阪市のほぼ中間地点に位置する街。交通機関も発達している利便性の高さから、ベッドタウンとして多くの人が集まっています。また近隣の芦屋市と同様に、北部には高級住宅街・西宮七園を構えていることでも著名です。市内を流れる夙川周辺は、春になると美しい桜に彩られ、「さくら名所100選」にも選ばれました。

　市内にある「阪神甲子園球場」は、プロ野球や高校野球で盛り上がる聖地。その他、毎年1月に西宮神社で開催される「福男選び」は、早朝に男性が本殿目指して走り抜ける姿が壮観です。

尼崎市

　もともとは尼崎城の城下町として栄えた歴史があり、その名残から今も商業が盛んな街として機能しているのが「尼崎市」。明治時代には紡績工場などが開業したことで、現在まで続く工業地帯としても発展しました。

　そんな尼崎市は県内で大阪市に唯一隣接していることから、大阪のベッドタウンとしても人気の高いエリア。2020年の国勢調査によると、兵庫県の自治体別人口では4位となっています。JR尼崎駅周辺は再開発により商業施設やマンションも増えたことで、住みやすい街として注目を集めています。

「兵庫県」で一番イケてると思う街は？

　面積が広く、地域ごとに環境が異なる兵庫県は、それぞれの街の魅力も多種多様。そんな兵庫県で一番イケてると思う街に、投票よろしくお願いします！