福本伸行さんによる麻雀漫画『アカギ～闇に降り立った天才～』は、1992年～2018年まで長期にわたって連載された作品。もともとは『天 天和通りの快男児』に登場する“伝説の雀士”赤木しげるを主人公としたスピンオフとしてスタートし、「倍プッシュだ」をはじめとする数々の名言も生まれたほか、アニメ版や実写版も制作されるなど、人気作品となりました。

　そこで今回は「福本伸行作品『アカギ～闇に降り立った天才～』一番好きな登場キャラクターは？」というアンケートを実施します。まずは、クセの強いキャラクターが多数登場する「アカギ」の中から、3人をピックアップして紹介しましょう！

赤木しげる

　「赤木しげる」は本作の主人公。「天」では壮年の姿で登場しますが、本作では最初に中学生として登場。その後、年数を経て成長していく姿が描かれます。同じく福本伸行さんの代表作のひとつである「カイジシリーズ」とは違って、生や金銭に執着せず、ギャンブルによって得られる快感にのみ命を賭けているようなキャラクターです。

　生粋の博徒（ギャンブラー）であり、天賦の才と狂気を併せ持っており、「死ねば助かるのに……」や「倍プッシュだ……！」など、数々の名台詞も印象的でしたね。「天」では大分丸くなっている彼ですが、「アカギ」では若さゆえのギラギラとした狂気が垣間見えます。

市川

　「市川」は盲目かつ高齢のギャンブラーで、アカギと熱戦を繰り広げました。「面白い、狂気の沙汰ほど面白い」という名台詞で読者に強い印象を残しましたね。自分のツモ山を完璧に暗記し、自由自在にすり替えるというイカサマも得意でした。

　赤木しげるとは方向性が違う天才であり、結局は袂を分かつこととなりましたが、別の作品でも登場しています。

鷲巣巌

　「鷲巣巌」は“闇の帝王”や“昭和の怪物”などとも呼ばれた本作のラスボスであり、赤木しげるにとって最大の宿敵です。「鷲巣麻雀」という狂気のゲームを考案し、若者の命を弄んでいましたが、赤木しげるを対戦相手に選んだことで、大きく運命が動き出します。

　ちなみに「アカギ」本編の「鷲巣麻雀編」は1998年にはじまり、その後、20年近くにわたって死闘が繰り広げられていました。あらゆる手をつかって巨万の富を築き上げた男が、全力で挑む勝負の様子はまさに「狂気の沙汰」といえるでしょう。のちにその圧倒的な存在感と人気の高さから、彼を主人公としたスピンオフも制作されています。

『アカギ～闇に降り立った天才～』で一番好きな登場キャラクターは？

　『アカギ～闇に降り立った天才～』に登場するキャラクターの中から、3人を紹介しました。いずれも読者に強烈なインパクトを与える個性的なキャラばかりですよね。

　選択肢には、主な登場キャラクター10人を用意していますが、もし選択肢以外のキャラに投票したい場合は「その他」を選択のうえ、コメント欄に好きなキャラ名と投票理由をお書きください。

　また、各キャラの好きなところや、印象に残っている作中のセリフ、エピソードなども、ぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしております！