長時間座っているとお尻の奥に痛み……何か対策は? 医師が回答

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 ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月9日放送)で、「お尻の痛みと対策」に関して医師が回答した。

 番組に寄せられた健康の疑問『ウェブデザインの仕事をしています。もともと家で仕事することも多かったのですが、先週末から完全にテレワークとなりました。長時間、椅子に座っているためか、たまにお尻の奥に痛みを感じることがあります。お尻がつるような感じです。人に話すと「わかる」と言う人や、「まったくわからない」と言う人がいます。何か対策できることはありますか?』に対して、医師が回答した。

 「坐骨(ざこつ)とイスの座面に殿筋が挟まれて、血行が悪くなってそのような感覚になるのではないでしょうか。

 坐骨とは骨盤の底の部分で、座ったときにお尻の筋肉、殿筋の奥に位置する骨です。正座を長くしていても、膝から下がしびれたり、力が出なくなったりします。これは神経が圧迫され、その血流が悪くなったことによって起こります。

 同じように長い時間座っていると、お尻でも血行障害が起こるのです。特に昔の大学の講堂にあったような、平たい木の座面に座っていると、お尻が痛くなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 対策としては、殿筋を鍛えて筋肉を厚くすると、圧迫に強くなるでしょう。そうは言っても、殿筋のトレーニングはすぐにはできませんよね。そうすると、イスの座面を工夫するしかないでしょう。

 坐骨部分が直接圧迫されにくい、ドーナツ型の座布団を使ってください。お尻がはまりこんで、骨盤の形と脊柱のバランスをととのえてくれる健康器具を使うのもいいでしょう」

ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」

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