日本レコード大賞を最も多く受賞したアーティストは誰? 1995年~2020年の歴代受賞者を振り返る!
年末の風物詩でもある、日本レコード大賞。1959年の開始から現在まで、60を超える曲とともに、多くの歌手やグループが大賞に選ばれてきました。その中には、大賞・最優秀新人賞・最優秀歌唱賞のいずれも獲得した三冠達成者や、大賞を複数回受賞した歌手・グループもいます。
今回は、「第62回 輝く!日本レコード大賞」に掲載されている歴代受賞者一覧などを基に、1995年~2020年の期間に焦点を当て、ご紹介していきます。過去にはどんな歌手・グループが受賞をしたのか、振り返ってみましょう。
EXILE、浜崎あゆみ、安室奈美恵……大賞を複数回受賞した歌手
毎年多くの歌手・グループが選ばれる日本レコード大賞。人気や実力から複数回にわたって大賞を受賞した人もいました。
なかでも最多受賞数を誇るのがEXILEです。2008年(第50回)に受賞した「Ti Amo」から2010年(第52回)「I Wish For You」まで、3年連続受賞を達成。2012年(第55回)には「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」で4度目の受賞を果たしています。
また、2018年9月に芸能活動を引退した安室奈美恵さんも複数回受賞した歌手の一人。1996年(第38回)「Don’t wanna cry」と1997年(第39回)「CAN YOU CELEBRATE?」で、2年連続大賞を受賞しました。
そのほか、1995年以降に複数回受賞を達成したアーティストとしては、浜崎あゆみさん(第43・44・45回)、AKB48(第53・54回)、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(現・三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)(第56・57回)、乃木坂46(第59・60回)が該当。なお、Mr.Childrenは1994年(第36回)と2004年(第46回)の2度受賞となっています。
三冠(大賞・最優秀新人賞・最優秀歌唱賞)を達成したのは?
大賞・最優秀新人賞・最優秀歌唱賞のすべてを獲得した三冠達成者は、歴代でも5人しかいない、まさに選ばれた人たちです。
1995年以降に三冠を達成したのは、氷川きよしさん(第42・45・48回)と、近藤真彦さん(第23・29・52回)の2人が該当します。氷川さんは2006年(第48回)に「一剣」で、近藤さんは1978年(第29回)に「愚か者」でそれぞれ大賞を受賞していました。
2020年の大賞は映画「鬼滅の刃」主題歌のLiSA「炎」
2020年の第62回日本レコード大賞では、最優秀歌唱賞に福田こうへいさん、最優秀新人賞に真田ナオキさんが選ばれました。また、2020年末で活動を休止したジャニーズの人気グループ・嵐が、その人気と音楽文化への貢献から、新たに設けられた特別栄誉賞に選ばれました。
そして大賞を受賞したのは、LiSAさんの「炎」。梶浦由記さん作曲の「炎」は、2020年に一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」の映画で主題歌となった曲です。アニメソングが大賞を受賞したのは、浜崎あゆみさんの「Dearest」以来で、19年ぶりとのこと。
切ないけれど前へ進んでいくような歌詞と力強い歌声は、波乱の年だった2020年、多くの人の心に希望の炎を灯してくれましたよね。2021年はどんな曲が生まれ、日本レコード大賞にノミネートされるのでしょうか。
次のページからは、1995年以降の日本レコード大賞受賞曲を一覧でご紹介します。この機会に、思い出と共に振り返ってみてくださいね。
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