全国の自治体と連携して地方移住を支援する「100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」は、窓口相談者やセミナー参加者を対象に、地方移住に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。

　今回はその中から、20代以下の男女が選んだ「移住希望地」のランキングを紹介します。リモートワークが普及したことで働き方も大きく変わり、地方への移住を考えているという人も多いと思いますが、中でも20代以下の若者世代から人気を集める移住希望地はどこなのでしょうか。早速ランキングを見てみましょう。

（出典元：2022年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地｜100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター）

【20代以下が選んだ】「移住希望地」人気ランキングTOP10

第2位：長野県

　第2位は「長野県」でした。長野県は、スキー場や温泉で有名な日本アルプスを中心とする山岳地帯です。広大な森林が広がり、澄んだ水と空気に恵まれた環境を持ちます。その立地と気候を生かし、葡萄、桃などの果物をはじめとする農業が盛んです。

　同時に、昔から日本の東西をつなぐ交通の要衝として存在し、明治以降は、鉄道の開通により首都圏からのアクセスがより便利になりました。軽井沢や上高地といった高原リゾートは、自然豊かな避暑地として利用されています。

　素晴らしい自然環境の中で過ごせるとともに、車や鉄道の利用による大都市へのアクセスのしやすさもある所は、大きな魅力といえそうです。

第1位：静岡県

　第1位は「静岡県」でした。静岡県は、北側は富士山などの山岳地帯を持ち、南側は駿河湾や日本海に接し、自然豊かな環境があります。それとともに、新幹線などを使えば、東は東京など首都圏へ、西は大阪・名古屋といった中部・関西の大都市へアクセスすることができ、立地の良さも持ち合わせています。

　また、県内では積極的に「移住相談会」「移住セミナー」などを実施。自治体担当者などによる移住・定住の相談を行い、県・市町・民間といったさまざまなレベルで、移住支援を用意しています。

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