全国の自治体と連携して地方移住を支援する「100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」は、窓口相談者やセミナー参加者を対象に「地方移住」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。

　今回はその中から、50代の男女が選んだ「移住希望地」のランキングを紹介します。50代の人から人気を集めた「移住希望地」はどこだったのか、早速ランキングを見ていきましょう。

（出典元：2022年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地｜100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター）

【50代が選んだ】「移住したい都道府県」人気ランキング

第2位：長野県

　第2位は「長野県」でした。中部地方に位置する内陸県である長野県は、日本アルプスをはじめとした広大な山岳地帯が広がるエリア。その豊かな自然を背景とした、豊富で良質な食材やスキーなどのアクティビティーも魅力です。

　その一方で、東京や名古屋・大阪といった都市圏にもアクセスしやすい環境となっており、特に東京など首都圏エリアは、1997年に北陸新幹線が開業したことで交通利便性が大きく向上しました。大都市にも行きやすく、さらに雄大な自然をじっくり満喫できる長野県は、リタイア後の生活も考え始める50代にはピッタリなのかもしれませんね。

第1位：静岡県

　第1位は「静岡県」でした。太平洋に面している静岡県は、年間を通して比較的温暖な気候となっており、冬でも積雪はほとんどなく過ごしやすい地域です。

　県北部には富士山や南アルプスといった雄大な山々、南部には駿河湾や遠州灘があり、自然に恵まれた立地である一方で、県内には複数の新幹線停車駅があり、三大都市圏へのアクセスも良好です。また厚生労働省の調査によると、2019年における都道府県別健康寿命では男女共に静岡県が5位にランクイン。その理由として「豊かな食生活」「元気な高齢者が多い」などが挙げられており、何歳になっても住みやすそうな地域であることがうかがえます。

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