“ほうれい線”は1度ついたらもう消えないの? 医師が回答

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 ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月12日放送)で、「ほうれい線」に関して医師が回答した。

 番組に寄せられた健康の疑問『ほうれい線って、1度ついたら消えないの?』に対して、医師が回答した。

 「ほうれい線は、皮膚に深い構造的なくぼみができるものです。

 皮膚は表皮、真皮、皮下組織からできています。この真皮にコラーゲンやエラスチンというものがあり、これらが網目状に張り巡らされて、肌の弾力性や伸縮性を生み出しています。

 しかし、これらが加齢とともに減少すると、たるみとなって現れ、ほうれい線につながります。また、真皮の下層にある表情筋の衰えによってもたるみが発生し、ほうれい線につながります。

 さらに脂肪組織の構造の劣化も、ほうれい線に関係しています。太ったりダイエットで痩せたりなどを繰り返すほど、シワやたるみが多くなります。

 このようにほうれい線は、皮膚の構造上の変化からできているものなので、完全に消すことはなかなか難しいですが、真皮の衰えを促す紫外線を避け、保湿を心がけて肌の張りを保つことが予防につながります。

 また片側だけでものを食べたり、頬杖をついたり、寝るときに片側の頬を枕につけて寝るなどの癖も、ほうれい線につながるので注意しましょう」

ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」

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