2000年の自動車市場は、新規登録車の数が頭打ちになり始め、維持費の安さや乗り心地の快適さといった実用性がより重視されるようになった時期です。そんな2000年にはどのような自動車が売れていたのでしょうか。今回は、ソニー損保の「あの時売れていた車は? 人気乗用車販売台数ランキング」をもとに、2000年の乗用車の販売台数ランキングTOP3を紹介します。
第3位:エスティマ(トヨタ)
第3位はトヨタの「エスティマ」で、2000年の販売台数は12万2437台でした。1990年に「天才タマゴ」というキャッチコピーとともに満を持して登場しますが、90年代は売り上げが伸び悩んで最高順位は94~97年の7位。そのため、販売台数TOP3入りは今回が初となります。
2000年の主流モデルは、同年1月に発売されたばかりの2代目エスティマです。スタイリングはキープコンセプトでしたが、エンジンの位置をミッドシップからフロントへ移動、両側スライドドアの採用、低床化による車内環境の快適化などさまざまな改善を行っています。これらの改善が功を奏し、2代目エスティマは人気モデルの仲間入りを果たします。
第2位:ヴィッツ(トヨタ)
第2位はトヨタの「ヴィッツ」で、2000年の販売台数は16万731台でした。21世紀の世界で通じるようにと開発された次世代コンパクトカーで、発売初年度の1999年に続き2年連続で2位にランクイン。また「1999~2000年 日本カー・オブ・ザ・イヤー」にも輝いた人気車種です。
当時の一般的なコンパクトカーは安さだけが取り柄でしたが、初代ヴィッツは丸みを帯びたやわらかなフォルムが特徴。また、居住空間の拡大、衝突安全性への配慮、エコ対策なども行われていました。これらの特徴から日本だけでなくヨーロッパでも大成功を収めたヴィッツは、現在でも「世界の小型車の常識を変えた一台」と高く評価されています。
第1位:カローラ(トヨタ)
第1位はトヨタの「カローラ」で、1969年に第1位になって以降、32年連続で年間販売台数首位に輝いています。ただし、2000年の販売台数は16万2870台だったため、第2位のヴィッツとはわずか2000台差での第1位となりました。
2000年の主流モデルは、8代目カローラと同年8月に発売された9代目カローラです。9代目は「New Century Value」のコンセプトのもとにデザイン、シャシー、エンジンなどの根本的な見直しを実施。特に外装は、流麗で美しさが際立つモダンなものへと進化しました。乗り心地も良くなった9代目カローラは、2000年以降も高い人気を維持することになります。
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