【プロ野球】2010年代の沢村賞投手の中で最強を決めよう!
各シーズンの先発ピッチャーの中から、その年最も活躍したピッチャーに贈られる「沢村賞」。NPBのピッチャーのタイトルとしては最も権威のある賞の1つです。
ではあなたが「1番だ」と考えるピッチャーは誰でしょう? ねとらぼ調査隊では「2010年代の沢村賞投手の中で最強は?」というアンケートを実施します。同賞を受賞した6人の名投手を紹介します。
前田健太
まずは「マエケン」こと前田健太投手です。2021年現在ミネソタ・ツインズに所属する大リーガーですが、MLB入り前の2010年、2015年に沢村賞を2度受賞しています。特に2010年は史上最年少で投手3冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振)を達成し、名実ともにセ・リーグを代表するエースとなりました。
ピッチャーとしては耐久性と抜群のコントロール、変化を使い分けることのできるスライダーを駆使し、フィールディングやバッティングも得意という万能性があります。2020年時点で日米通算150勝を誇る、まさにレジェンドの一人です。
田中将大
「マー君」こと田中将大投手です。2022年に楽天に復帰しましたが、沢村賞は2011年と2013年に受賞しています。現在のNPBを代表するスターで、縦変化のスライダーやスプリットを駆使します。
2021年現在、日米勝利数200も間近に迫ってきました。
攝津正
摂津正投手は中継ぎとして頭角を現した後、2011年から先発に転向、2012年には17勝5敗とホークスのエースとして活躍、沢村賞を獲得しました。次の年のWBC日本代表にも選ばれるなどしましたが、右肩を痛めてから年々成績が下がり、2019年に残念ながら引退してしまいました。
ピッチャーとしての特徴は、なんといっても正確なコントロール。ストレートとシンカーを中心として投球を組み立て、先発転向以後の通算与四球率は2.06と高い制球力を誇りました。
金子千尋(金子弌大)
金子千尋投手は2021年現在日本ハムに所属する、球界を代表するピッチャーの一人です。長くオリックスのエースとして活躍し、2014年に16勝5敗、防御率1.98を記録して沢村賞を受賞しました。
球種の多さが最大の特徴で、実戦で使っている球種だけでも、縦に落とすカーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スプリット、パワーシンカーなどがあります。これらの多彩な球種を駆使しつつ、制球力も兼ね備えているという安定感。まさに技巧派ピッチャーの代表格といえるでしょう。
K・ジョンソン
広島カープのセリーグ3連覇に貢献した外国人エースです。MLBのパイレーツ、ツインズを経て2015年に広島に加入。来日1年目で最優秀防御率のタイトルを獲得し、後に沢村賞を受賞しています。
被本塁打率が低く、「動くボール」を軸に「打たせて取る」安定した投球スタイルが特徴です。エースとして活躍したものの、2020年シーズンは0勝7敗と不調に。残念ながら2020年11月に退団が発表されました。
菅野智之
最後にご紹介するのは、菅野智之投手です。プロ入り2年目となる2014年にMVPを獲得、2017年と2018年には2年連続で沢村賞を受賞しています。2010年代最強と称されるピッチャーの一人で、通算防御率は2.32、2020年時点で獲得タイトル10という圧倒的な成績です。
ピッチャーとしては非常に器用で、速球も使いこなし、コントロールも抜群です。なんと通算の与四球率も1.7台! 国際試合にも強く、2017年のWBCでの活躍は記憶に新しいところですね。
まとめ
6人とも球界を代表するピッチャーで、正直甲乙つけがたいところです。こうしてみると「豊富な球種」と「コントロール」を備えたピッチャーばかりというのも面白いところ。あなたの「彼こそがベストだ」と思えるピッチャーを、チームの垣根を超えて投票してみてくださいね!
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