戦前から日本人に親しまれている「お好み焼き」。水で溶いた小麦粉のほか、野菜、肉、魚介類など、好みの材料を使用する粉もの料理です。地域によって調理方法が異なり、楽しみ方は千差万別です。

　そこで今回、「『お好み焼き』がおいしいと思う都道府県はどこ？」というアンケートを実施します。あなたのイチオシの都道府県を教えてください。まずは、定番の3つの都道府県を紹介します。

東京都

　諸説ありますが、 明治後期から東京の下町では「もんじゃ焼き」のお店があり、その流れで「どんどん焼き」と呼ばれる粉もの料理が生まれ、「お好み焼き」へと発展したといわれています。現在では、関西風や広島風のお好み焼きのお店も多く見られ、幅広いジャンルの味が楽しめるようになりました。また「もんじゃ焼き」は、現在でも東京のローカルフードとして親しまれ、特に東京都中央区月島の「もんじゃストリート」などが名所として有名です。

大阪府

　昭和初期、東京で流行していた「お好み焼き」が大阪で徐々に認知されました。転機となったのは1970年に開催された大阪万博です。大阪の食文化がメディアで大々的に取り上げられ、「お好み焼き」＝大阪名物というイメージが定着したようです。提供されている「お好み焼き」は、水で溶いた小麦粉に刻んだ具材を混ぜ込んでから焼き上げる「関西風」が主流です。

広島県

　昭和初期、広島では、水で溶いた小麦粉を焼き上げた一銭洋食が子ども向けのおやつでした。1950年代以降、この一銭洋食を原型にし、大人の味覚にこたえる広島風「お好み焼き」が誕生したといわれます。提供されている「お好み焼き」は、小麦粉の生地の上に野菜や肉類を重ねて蒸し焼きにする「広島風」が主流です。「お好み焼き」のテーマパーク「お好み村」は、広島を代表する観光スポットとなっています。

あなたが一番「お好み焼き」がおいしいと思う都道府県は？

　3つの都道府県をピックアップして紹介しました。あなたが「お好み焼き」がおいしいと思う都道府県をぜひ教えてください。 投票にあわせて、おいしいと思う理由や、お好み焼きに関するエピソードといったコメントもお待ちしています。それでは、ご投票をお待ちしています！