【鉄道会社】上場25社の最新「営業利益」ランキング コロナ禍でも黒字を出したTOP3は?

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 2021年3月10日、東洋経済新報社が運営する「会社四季報オンライン」が、上場している鉄道会社25社の営業利益ランキングを公表しました。

 ランキングは、鉄道会社のうち上場25社を対象に、2020年4月から12月までの累計営業利益(2021年3月5日時点)を比較。全25社のうち21社が赤字に陥るなど、鉄道各社の苦しい経営状況を浮き彫りにしています。

(出典元:会社四季報オンライン「鉄道上場全25社の最新第3四半期『営業利益』ランキング」

画像は写真ACより引用
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JR3社が下位に沈む結果に

 今回のランキングでは、JRの3社(東海、西日本、東日本)が23〜25位と下位に沈みました。最下位はJR東日本で、3230億円の損失を計上。24位のJR西日本は1755億円、23位のJR東海は935億円の赤字でした。最も順位が高かった20位のJR九州も、186億円の赤字と苦戦しています。

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第3位:山陽電気鉄道

 第3位は、兵庫県神戸市に本社を置く山陽電気鉄道で、5億2800万円の黒字でした。鉄道事業では、西代駅から山陽姫路駅までを結ぶ「本線」や、本線の「飾磨駅」から分岐して「山陽網干駅」まで走る「網干線」を運営しています。

 同社の2021年3月期・第3四半期の決算短信によれば、コロナ禍に伴う外出自粛や企業の臨時休業などの影響を受け、運輸業や流通業などは前年同期から減収減益。一方、不動産事業は分譲事業が伸びて、前年同期から増収増益を達成しました。

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第2位:神戸電鉄

 第2位は、兵庫県神戸市に本社を置く「神戸電鉄」で、8億7700万円の営業黒字でした。鉄道事業では、湊川駅から有馬温泉駅までを結ぶ「有馬線」や、横山駅からウッディタウン中央駅まで走る「公園都市線」などを運営しています。

 同社も山陽電気鉄道と同じく、コロナ禍で経営に苦戦。増収やコスト削減に努めるも、営業利益は前年同期比60.8%減となりました。一方、不動産業の営業利益は前年同期並み。流通業は、飲食分野の持ち帰り需要が増加するなど順調に推移して、前年同期比148.1%増を達成しました(参考:神戸電鉄「2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」)。

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第1位:南海電気鉄道

 第1位は、大阪府大阪市に本社を置く「南海電気鉄道」で、営業利益は40億8800万円の黒字でした。鉄道事業では「南海本線」や「高師浜線」、関西空港へアクセスする「空港線」など、多数の路線を運営しています。

 40億と他社に比べて大きな営業利益を計上した同社ですが、前年同期比では87.0%の減益。運輸業、不動産業、流通業、レジャー・サービス業など、幅広い事業で、営業利益が前年同期を下回りました(参考:南海電気鉄道「2021年3月期 第3四半期決算短信」)。

 全25社のランキングは、次のページで紹介します。

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