イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は日本のベネッセグループの協力のもと「THE世界大学ランキング日本版2023」を発表しました。本ランキングは「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、さらに細かく16項目に分類されており、それぞれの指標から大学の教育力を総合的に表すものです。

　今回はその中から「教育充実度」ランキングを紹介します。これは、「どれだけ教育への期待が実現されているか」について、「大学生・大学院生への学生調査結果」や「高校教員への評判調査結果」から導かれ、授業や指導の充実度などについて聞いたものです。さっそく見ていきましょう。

（出典元：教育充実度ランキング｜THE 日本大学ランキング）

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第2位：国際教養大学

　第2位は、秋田県秋田市にある公立大学「国際教養大学」でした。2004年に開学した比較的新しい大学で、「国際社会に貢献できる人材育成」「グローバル時代に対応した人材育成」を目指しています。交換留学生・派遣留学生の国・数も多く、国際色豊かな大学です。また、教育の中で身に付けた能力を発揮し、実践する場が多く設けられていることも特徴で、企業と連携しての演習型科目や、企業の課題解決をはかる実践的なプログラムなどがあります。

第1位：国際基督教大学

　第1位は「国際基督教大学」でした。東京都にある国際基督教大学は、1953年に日本初の「4年制教養学部大学」として開学しました。「リベラルアーツ教育」が行われており、対話を中心とした少人数教育や、オフィスアワーが導入されています。学生は入学時に専門分野を決めず、教養学部に所属しながらメジャー（専修分野）・マイナー（副専攻）を組み合わせて学習していきます。また、就職希望者の就職率は例年90パーセントを超えています。

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