「相棒 season21」に間に合わなかった人が選ぶ「相棒 season1」の神回3選&人気エピソードランキング!

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 2022年10月から2023年3月まで放送されていた「相棒 season21」。これを機に相棒シリーズを見始めた、という人もいるのではないでしょうか。自分もその一人です。

 相棒の新シリーズは亀山薫が復活する。そんな噂を聞いて2022年夏ごろに「相棒 pre season」から見始め、2023年3月28日現在はseason13まで視聴しました。なんとかseason21に追いつこうと頑張ったんですが、それもかなわず……。

 そんなこんなで、とにかく「相棒」シリーズは最初から見ようと思うと相当な労力を必要とします。それゆえに、興味はあるけど見る機会がない、という人も多いのではないでしょうか。本記事では、そんな人に向けて、少しでも見てみるきっかけになってくれればと思い、「season21に間に合わなかった」人がおすすめする「相棒 season1」の神回を紹介していきます。

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相棒とは?

 そもそも、「相棒」というドラマを聞いたことはあるけど、見たことはないという人もいると思うので、軽く「相棒」について紹介します。

 「相棒」は2000年から2001年までに3話の単発ドラマ(pre seasonと呼ばれる)が放送され、その後2002年からシリーズとしての放送が始まった刑事ドラマです。主演は杉下右京役の水谷豊さんと、歴代の相棒が務めています。初代相棒が寺脇康文さん演じる亀山薫、2代目が及川光博さん演じる神戸尊、3代目は成宮寛貴さん演じる甲斐享、4代目が反町隆史さん演じる冠城亘となっています。ちなみに、作中でも触れられますが相棒になる人には共通点があり、全員の名前が「か」で始まり、「る」で終わります(めやまかおんべたけ、といった具合です)。

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相棒のあらすじ

 異動を命じられると、多くの人が辞職してしてしまうという警視庁特命係。杉下右京たった一人の部署で、さまざまな雑用を押し付けられるだけの特命係ですが、亀山薫が異動してきたことによって、さまざまな難事件に首を突っ込むようになり、謎を解明していくことになる、というストーリーです。

 街で起こった小さな謎を追求するうちに、警察の信頼に関わる事件を掘り起こしてしまったり、警察庁長官官房室長から直接事件の捜査を命じられて大事件を担当したりする中で、杉下右京と相棒の絆が深まっていくのも見どころ。現実社会で問題となっていることを取り上げているエピソードもあります。

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おすすめ1:第7話「殺しのカクテル」

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 最初におすすめしたいのは、第7話「殺しのカクテル」。「相棒 season1」だけでなく、シリーズを通しても人気の高い話です。エピソードの描かれ方はその話によって違いますが、この話はいわゆる倒叙もの。最初にバー「リメンバランス」のマスター・三好が犯人となる殺人が描かれ、その後事件を解決していくという流れ。しかしここで注目すべき点は、亀山の同居人である奥寺美和子の叔母・アキコが語る、カクテルにまつわる思い出の物語。とても素敵なストーリーで、この話を見た後には「思い出のカクテル」がどんな味なのか、気になってしまいますよね。

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おすすめ2:第8話「仮面の告白」

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 次におすすめしたいのは第8話「仮面の告白」です。通り魔強盗事件が発生し、亀山薫が職務質問で見つけた男・黒岩が、通り魔事件の容疑者として逮捕されますが、敏腕弁護士である武藤かおりの手腕によって無罪に。亀山と犬猿の仲である伊丹憲一による捜査ミスがあったという指摘が無罪を決定付けることになりますが、黒岩を犯人だと確信している亀山と伊丹は協力体制を敷くことになります。そしてその裏で、杉下と武藤が「本当に無罪だったのか」を確認していきます。

 弁護士としてあるべき姿勢や、警察の捜査の重要性が描かれているこの話では、亀山と伊丹がののしり合いながらも協力し、奮闘します。この2人のやり取りが微笑ましいという点はもちろんそうですが、後に亀山にとってもキーパーソンとなる武藤と特命係の関係性が描かれている点にも注目してほしいですね。

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おすすめ3:第10話「最後の灯り」

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 最後におすすめするのは第10話「最後の灯り」です。season1には人気のエピソードが多くあり、特に前後編で描かれた第11話と第12話(最終話)は高い人気を誇ります。しかし「最後の灯り」も、負けず劣らず人気の話です。

 物語は特命係の2人が傷だらけで海辺で倒れているところから始まります。物語は2日前にさかのぼり、美和子が映画監督の仲瀬古にインタビューをしていると、突然停電が起こり、再び電気が付くと、仲瀬古が死んでいた、という事件が起こります。

 この事件の捜査で、ある手がかりを掴んだ特命係が襲われ、冒頭のシーンにつながるという構成。特に注目してほしい点は、足を怪我して歩けないという杉下を、亀山がおぶって歩くシーン。おんぶされて「海が綺麗ですよ」と心なしか嬉しそうな杉下と、はしゃいでいる杉下のいうことをいつも通り軽くいなす亀山。「警視庁ふたりだけの特命係」が、いつの間にか本当の「相棒」になっていることを実感できるエピソードです。

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「相棒」シリーズは絆の物語

 ここまで、season21に間に合わなかった筆者が、せめて伝えたい「相棒 season1」のおすすめエピソードを紹介してきました。特にseason1は、特命係ふたりの絆が描かれていて、見ごたえのあるエピソードが多いと思います。

 もちろん、season2以降のエピソードや、相棒が神戸尊や甲斐享に変わってからのエピソードでも、どのように右京さんと相棒が絆を育んでいくのかや、どういう関係性になっていくのかにも、注目してほしいですし、筆者がまだ知らない冠城亘とのエピソードにもワクワクさせられると思います。

 ぜひ、そんな絆の物語である「相棒」シリーズを視聴してみてはいかがでしょうか。

 次のページでは2022年に実施した「『相棒』シーズン1で神回だと思うエピソードはどれ?」という人気投票結果を掲載しています。ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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