人々や組織が市場でモノを交換し合う行動をモデル化し、論理的に説明しようとする「経済学」。銀行などの金融業界をはじめ、商社・メーカーなど、あらゆる業界において役立つ学問です。そんな経済学やその関連分野となる計量経済学の分野において世界的に評価されているのはどの大学なのでしょうか？

　今回はイギリスのクアクアレリ・シモンズが公開する「QS世界大学ランキング」から 「経済学・計量経済学分野の世界大学ランキング」を紹介します。

※本ランキングは学問的評判、雇用主の評判、および研究への影響に基づく評価により順位化されたものです。

（出典：QS Quacquarelli Symonds「QS World University Rankings by Subject 2023:Economics & Econometrics」）

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第2位：マサチューセッツ工科大学（MIT）

　第2位は「マサチューセッツ工科大学（MIT）」でした。1865年、アメリカのマサチューセッツ州に設置された私立大学で、これまでにノーベル賞受賞者を多数輩出している世界屈指の名門校でもあります。

　工科大学とだけあって、MITは理工系研究の最高峰として知られていますが、実は経済学などのビジネス系分野の研究においてもトップクラスです。アジア系の学生の割合も比較的多く、日本人としては三菱UFJフィナンシャル・グループで社長などを務めた畔柳信雄さんや、キリンホールディングスで社長などを務めた加藤壹康さんなどが留学をした経験を持ちます。

第1位：ハーバード大学

　第1位は「ハーバード大学」でした。1636年アメリカのマサチューセッツ州ボストン近郊のケンブリッジに設置された、アメリカ最古の私立大学です。これまでに政治家や実業家など、幅広い分野に優秀な人材を輩出し続けてきました。

　そんなハーバード大学では「グラデュエート・スクール・オブ・アーツ・アンド・サイエンシーズ（GSAS）」にて経済学が学べるようなシステムを採用しています。

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