イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は、日本のベネッセグループの協力のもと「THE世界大学ランキング日本版2023」を発表しました。本ランキングは「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、さらに細かく16項目に分類されており、それぞれの指標から大学の教育力を総合的に表すものです。

　今回はその中から「北関東・甲信越エリア」のランキングを紹介します。さっそく見ていきましょう。

（出典元：北関東・甲信越ランキング｜THE 日本大学ランキング）

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第2位：長岡技術科学大学

　第2位は「長岡技術科学大学」でした。新潟県長岡市にある国立大学で、「独創力の増強」を教育研究の基本理念としています。

　4つの指標の中では、「国際性」のポイントが特に高くなっています。日本人学生の留学比率は5.2％、外国人学生比率は12.2％となっているほか、外国語で行われている講座の比率は41.4％と高い水準です。また、海外の大学や研究機関等との教育連携や共同研究を行い、国際交流を行っています。近隣にある「ながおか新産業創造センター」には学生や職員が常駐しており、産学共同研究を実施しています。

第1位：筑波大学

　第1位は「筑波大学」でした。2023年に筑波大学としては50周年、前身の東京師範学校創基からは151年を迎える国立大学です。東京教育大学の移転を機に、1973年に総合大学として発足しました。

　「THE世界大学ランキング」の4つの指標の中では、「教育成果」が高いポイントを獲得。総合大学であることもあり、さまざまな分野で卒業生が活躍しています。また、「スーパーグローバル大学創成支援事業」に指定されており、世界レベルの教育研究を行うトップ大学（タイプA）として採択されています。国境や地域だけでなく、学問分野や人の役割のボーダーを越え、地球規模での教育研究環境の実現を目指している大学です。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！