イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は日本のベネッセグループの協力のもと「THE世界大学ランキング日本版2023」を発表しました。本ランキングは「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、さらに細かく16項目に分類されており、それぞれの指標から大学の教育力を総合的に表すものです。

　今回はその中から「首都圏エリア」のランキングを紹介します。さっそく見ていきましょう。

（出典元：首都圏ランキング｜THE 日本大学ランキング）

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第2位：東京工業大学

　第2位は「東京工業大学」でした。東京とその近郊にキャンパスを置く東京工業大学は、創立から140年以上の歴史をもつ国立大学です。「挑戦し続けるフロントランナー」としてより良い社会を築くことができる人材養成を目標としています。

　学士課程卒業生の約9割は大学院へ進学し、修士課程学生の約8割が就職、さらに博士後期課程まで進み、研究者として活躍する学生もいます。4つの指標の中では「教育成果」がもっとも高いポイントを得ているのは、そういった点が評価されてのことなのかもしれません。

第1位：東京大学

　第1位は「東京大学」でした。東京大学は日本全国版のランキングでも第2位となっている国立大学です。2027年には創設150周年を迎える、歴史ある大学のひとつです。

　4つの指標の中では、「教育成果」のポイントが特に高くなっています。東京大学出身者には、ノーベル物理学賞を受賞した人が複数いるほか、総理大臣経験者も多く、さまざまな世界で活躍しています。また、外国人留学生を多く受け入れたり、日本から海外へ留学している学生もいたりするなど、グローバルな教育研究活動も進んでいます。

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