消費者物価上昇率(インフレ率)とは、ある時点と比較して商品やサービスの値段がどれくらい上昇したのかを表す指標です。物価の上下変動には国内需給や期待インフレ率をはじめ数多くの要因が関わっており、それぞれの国や地域ごとにインフレ率は異なります。
今回は、「世界の消費者物価上昇率 国別ランキング・推移」(資料:GLOBAL NOTE、出典:OECD)を参考に、2020年のインフレ率のTOP3を紹介します。なお、こちらのデータでは、食料品やエネルギーを含む全品目を対象とした消費者物価指数(CPI)の対前年上昇率を「消費者物価上昇率(インフレ率)」としています。
第3位:インド(5.56%)
第3位はインドで、2020年の消費者物価上昇率は5.56%でした。2019年の上昇率は7.66%だったので、インドの物価上昇率はやや落ち着きを見せているようです。
インドの中央銀行である「インド準備銀行(RBI)」は、インドの消費者物価上昇率の目標値を4%(±2%)としています。2020年6~11月は上昇率が目標値である6%を上回りましたが、同年12月には4.6%まで低下。そのため、RBIは現在も政策金利を4%に据え置きにしています。
第2位:トルコ(12.28%)
第2位はトルコです。2020年の消費者物価上昇率は12.28%でした。2019年の上昇率は15.18%でしたのでやや落ち着きを見せていますが、現状もインフレは加速している状態です。
トルコでは「食品・飲料」や、白物家電や自動車といった「耐久消費財」などが特に物価上昇に影響を与えているようです。トルコ中央銀行は物価上昇率の目標値を5%としており、この値を引き下げるために政策金利を17%にして引き締めを行っています。
第1位:アルゼンチン(42.02%)
第1位はアルゼンチンで、2020年の消費者物価上昇率は42.02%でした。2019年の53.55%よりはやや低下しましたが、2018年に発生した米ドルに対するアルゼンチン・ペソの暴落という通貨危機の影響から、現在もインフレ率は高水準です。
アルゼンチンでは毎月物価が上昇するような状態が続いており、特に「衣類・靴類」「娯楽・文化」「食品・飲料」などの上昇率が高くなっています。アルゼンチン中央銀行は政策金利を38%と高水準に設定するなど、インフレ率を抑えるために努めています。
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