CINCは、ソーシャルメディアの分析・運用ツール「Keywordmap for SNS」を使用し、NHK大河ドラマ「青天を衝け」「麒麟がくる」の2月度ハッシュタグ調査を行い、その結果を発表しました。

2月度のハッシュタグ出現数は？

　まずは、両ドラマの2月度ハッシュタグ出現数を比較。

　「麒麟がくる」は71万7100件の出現数となっていました。2月7日の最終回放送に合わせて、公式アカウントから主演の長谷川博己さんによるラストメッセージの投稿が行われたため、ハッシュタグ出現数が大きく伸びたようです。

　そして「青天を衝け」は80万6770件。放送開始日には20万件以上の投稿が行われ、その後も放送日に合わせて出現数を伸ばしました。そのため、「2月度にTwitter上で出現数が多かったハッシュタグランキング」では上位にランクインしています。

「青天を衝け」ユーザー属性の55％は女性

　両者とも放送日から翌日にかけて、ツイート数やハッシュタグ出現数が増加する傾向は共通しています。しかし、ユーザー属性については違いがありました。

　「麒麟がくる」は男性44%・女性31%と男性による反響が優勢。対して、「青天を衝け」では、男性38%・女性55%と、投稿ユーザーの男女比が逆転していることがわかりました。

「青天を衝け」では出演者に関するツイートが目立つ結果に

　また、ハッシュタグやキーワードとの関連性や出現頻度などが高い単語やハッシュタグについて、両ドラマで抽出を行いました。

　「青天を衝け」では、「草彅くん」「草彅さん」「慶喜公」の順にツイート数が多く、草彅剛さん演じる徳川慶喜に注目が集まっていることがうかがえます。次いで「吉沢さん」というツイート数も多く、主演を務める吉沢亮さんや草彅さんをはじめとした出演者の女性人気の高さが、ユーザー属性にも反映されているようです。

　「麒麟がくる」では、「長谷川さん」が上位にランクインしましたが、その後は「信長様」「帰蝶様」などの役名が続きました。こちらでは、ストーリー上の登場人物に注目が集まっていたようです。