「電気代の出費が多い都市」ランキングTOP30! 1位は「富山市」【2023年最新調査結果】
現代社会において不可欠なライフラインである「電気」。原油をはじめとする燃料費高騰などにより、日本では電気料金の値上げが問題となっています。政府による補助策は講じられているものの、各電力会社による料金値上げと家計の負担増が懸念されている状況です。
今回はそんな電気代について、総務省統計局の家計調査を基にした「2020年~2022年の一世帯当たりの品目別年間平均支出額」のデータより、「電気代の支出額が高い都市ランキング」を紹介します。なおランキングの対象となっているのは、全国の都道府県庁所在地・政令指定都市における、2人以上の世帯の支出金額です。なお、全国平均は13万4664円でした。
(出典:総務省統計局「家計調査(2人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」)
「電気代の出費が多い都市」ランキング
第2位:福井県福井市
第2位は「福井県福井市」です。年間平均支出額は18万3735円で、全国平均より5万円ほど高くなっています。
福井市のある北陸地方をカバーしている電力会社・北陸電力は、水力発電の割合が大きいことから大手のなかでは比較的電気料金が安いほうだとされています。にもかかわらず支出額が高くなっているのは、北陸地方はオール電化が進んでいるエリアと言われていることが考えられます。また、気象庁のデータを基にした2022年の日照時間の長さを見ていくと、福井県は全国38位。日が差さない時間が長いことから、日中から電気をつけている傾向があるのかもしれません。
第1位:富山県富山市
第1位は「富山県富山市」でした。年間平均支出額は18万4800円で、2位の福井市とは1000円ほどの差となっています。なお、3位には石川県金沢市がランクインしており、北陸3県の都市で上位を独占する形となりました。
北陸が上位を占める理由としては、豪雪地帯ということもあり冬の暖房などで費用がかさみやすいことが考えられます。また総務省統計局による「平成30年住宅・土地統計調査」では、「1住宅当たり延べ面積」で富山県が1位、福井県が2位となっています。家が大きいこともあって、電気代が高くなりやすいのかもしれませんね。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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