マイナビは、日本経済新聞社と共同で、2024年3月に大学・大学院を卒業見込みの学生を対象に就職企業にまつわるアンケート調査を実施し、その結果を「マイナビ・日経 2024年卒大学生就職企業人気ランキング」として発表しました。

　今回はその中から、男女の理系学生を対象とした「理系総合ランキング」を紹介します。どんな企業が理系学生から人気を集めていたのか、さっそく結果を見ていきましょう。

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調査概要

（出典元： 「マイナビ・日経 2024年卒大学生就職企業人気ランキング」を発表｜マイナビ）

第2位：味の素

　第2位は「味の素」でした。前年調査でも2位となった企業で、選んだ理由としては「安定している」が27.3%で最も高く、次いで「業界上位である（20.9%）」「将来性がある（10.8%）」「給与・待遇が良い（6.3%）」と続いています。

　東京都に本社を置く「味の素」は、1909年創業の歴史ある企業です。世界で初めてうま味調味料「味の素」を製品化したことでも知られ、コンソメや塩などの調味料や、手軽に鍋や中華料理が作れる食品を販売。また、アミノサイエンス事業も広く手掛けています。世界中の拠点で活躍するグループの研究開発要員は約1700人を誇り、そのうち約10％は博士号取得者。食品やバイオ、化学など高い専門性を持った人材が多数活躍する「技術が先導する食品企業」ということもあって、理系の学生からも人気を集めたのかもしれませんね。

第1位：ソニーグループ

　第1位は「ソニーグループ」でした。前年から2年連続で1位に輝いており、根強い人気がうかがえます。選社理由としては、「安定している」が22.1%で最も高く、次いで「業界上位である（19.7%）」「将来性がある（15.8%）」「技術力が高い（14.9%）」と続きました。

　1946年に「東京通信工業」としてスタートした「ソニーグループ」は、東京都に本社を置く企業。グループとして、家電や半導体、ゲーム機器や映画・音楽など、さまざまな事業を展開しています。「ウォークマン」や「AIBO」といったソニーならではの商品は、日本だけでなく世界でも注目を集めてきました。「人のやらないことをやる」というチャレンジ精神は現在に至るまで継承されており、選社理由からもそのような点が支持されていることがうかがえます。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！