近年、少子化が進行している中で、私立中学校の人気は高まっているといいます。それでは、全国的に見たとき、私立中学の進学率が高いのはどの地域なのでしょうか。

　今回は、内閣府の「「見える化」データベース」を基にして、2021年度における「私立中学校進学率が高い都道府県ランキングTOP30」を発表します。まずは、上位から見ていきましょう。

（出典元：内閣府｜「見える化」データベース）

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私立中学校進学率が高い都道府県ランキング

第2位：高知県

　第2位は「高知県」です。2021年度の私立中学校進学率は、17.9％となっています。大都市圏やその周辺の都府県が名を連ねる中、高知県は高い私立中学校進学率を誇ります。

　その理由は、県内でも偏差値が高い「高校」は私立が多く、そこに入るために私立中学への進学を考えている家庭が多くあるからとされています。多くの地方都市では公立高校が地域のトップ校ですが、高知県は偏差値上位の5校のうち、土佐高校・土佐塾高校・高知学芸高校・土佐女子高校と私立が4校を占めています。

第1位：東京都

　そして第1位は「東京都」でした。2021年度の私立中学進学率は、2位を7.7％も上回る25.6％です。実に中学生の4人以上に1人が、私立校に入学している計算になります。

　ここ数年のコロナ禍においては、オンライン授業の導入を進めるなど状況への対応が早い私立校の人気が高まっているといわれます。たとえば、探究学習やグループ学習をオンラインで行うなど、私立校の取り組みは、公立校と比べて魅力に感じる人も多いのではないでしょうか。

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