世界の「大卒比率」国別ランキング!  9年連続トップの国とは? 【2019】

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 教育環境は国・地域ごとに異なり、大学卒業者の割合も異なります。そこで今回は、2020年9月に更新されたグローバルノート(東京都港区)の「世界の大卒比率 国別ランキング・推移(資料:Global Note、出典:OECD)」を参考に、2019年時点での大学卒業比率の国別ランキングTOP3を紹介します。

 このランキングでは、各国の25~64歳の学位取得者(大学相当レベルの教育課程修了者)の比率によって順位をつけています。また、基本は2019年の調査データですが、国・地域によっては2018年以前のデータが使われている場合があります。それでは結果を見ていきましょう。

画像は写真ACより
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第3位:日本(52.68%)

 第3位は、日本でした。2019年時の大卒比率は52.68%で、前年の51.93%よりも上昇しています。また、統計が残っている2000年からTOP5入りとなっており、2015年からは5年連続で第3位となっています。

 日本の主要大学には、東京大学や京都大学、一橋大学、大阪大学、筑波大学などの国立大学、早稲田大学や慶応義塾大学、上智大学、国際基督教大学、同志社大学、中央大学などの私立大学があります。なお、日本では2021年から新しい大学入試制度の「大学入学共通テスト」が始まりました。

以下、画像はイラストACより
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第2位:ロシア(56.73%)

 第2位はロシアで、2018年の大卒比率は56.73%でした。2010年は第1位に輝きましたが、2011年からは9年連続で大学卒業率が第2位となっています。

 ロシアの主要な大学には、名門のモスクワ大学やサンクトペテルブルク大学をはじめ、国立研究大学高等経済学院、極東連邦大学などがあります。このうちモスクワ大学はロシアの最高学府であり、国際大学対抗プログラミングコンテストで優勝するなどIT分野は世界でもトップクラスです。

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第1位:カナダ(59.37%)

 第1位は、カナダでした。2019年の大卒比率は59.37%で、前年の57.89%から上昇しています。2010年にはロシアに抜かれて第2位になりましたが、それを除けば2001~2019年の間ですべて第1位に輝いています。

 カナダの主要大学には、トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学、マギル大学などがあります。特に最高学府であるトロント大学は「AIの聖地」といわれることもあり、人工知能分野は世界最高クラスです。また、カナダの大学の多くは州立大学であり、いずれの大学でも高水準の教育が受けられるとされています。

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