2021年3月3日から3月16日まで、ねとらぼ調査隊では「魚がおいしいと思う都道府県はどこ？」というアンケートを実施していました。

　今回のアンケートでは、総数5049票もの得票をいただきました。ありがとうございます！　それでは、結果を見ていきましょう。

第10位：大分

　第10位は、大分でした。得票数は124票で、得票率は2.5％となっています。

　コメントでは「大分は九州の中でも魚が豊富でおいしい」「佐伯で捕れた魚がおすすめ」といった声が寄せられていました。水流の厳しい豊後水道で育った魚は、身が引き締まっているのが特徴です。

第9位：高知

　第9位は、高知でした。得票数は143票で、得票率は2.8％となっています。

　コメントでは「四万十川の鮎は忘れられない味です」との声が寄せられていました。ミネラルたっぷりな四万十川のコケを食べて育った鮎は、独自のコケの香りを持っており、雑味や臭みがないのが特徴です。

第8位：静岡

　第8位は、静岡でした。得票数は154票で、得票率は3.1％となっています。

　コメントでは「駿河湾の魚が一番好き」との声が寄せられていました。駿河湾は日本の湾の中で一番深い湾とされており、水深は2500メートルに達するそうです。

第7位：新潟

　第7位は、新潟でした。得票数は160票で、得票率は3.2％となっています。

　新潟の海は魚種が豊富で、新潟沖は「魚の宝庫」とも呼ばれています。信濃川・阿賀野川・三面川といった川から海に流れる水が良質なプランクトンを生み出し、良質な魚が育つ環境が整っているようです。

　コメントでは「北陸では糸魚川の魚がコスパ抜群」との声が寄せられていました。

第6位：福岡

　第6位は、福岡でした。得票数は194票で、得票率は3.8％となっています。

　全国の主要産地市場の中でも有名なのが、通称「長浜鮮魚市場」こと福岡市中央卸売市場鮮魚市場。コメントでは「福岡といえば長浜が有名」「料理人さんの腕も確かな地域」といった声が寄せられていました。

第5位：北海道

　第5位は、北海道でした。得票数は235票で、得票率は4.7％となっています。

　おいしい海産物といえば、真っ先に北海道を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。日本海、オホーツク海、太平洋と3つの海に囲まれた北海道。寒い地域ということもあり、魚には脂肪がたっぷりとのっています。

　9月から10月が旬となる秋鮭、5月から8月にかけて漁獲される時鮭（ときしらず）などを筆頭に、数多くの魚が捕れる地域です。

第4位：石川

　第4位は、石川でした。得票数は244票で、得票率は4.8％となっています。

　雨量が多く、山や海といった自然が豊富な石川県。豊富な栄養を含んだ雪解け水や雨水が海へ流れ込むことで、エサとなる小魚が多くなるため、魚がおいしく育つ環境が整っています。

第3位：長崎

　第3位は、長崎でした。得票数は276票で、得票率は5.5％となっています。

　長崎県は漁業生産量全国2位を誇り、漁獲できる魚種は300種以上で全国1位といわれています。さまざまな四季折々の旬な魚を楽しむことができることからも、高い人気を得る結果となりました。

第2位：富山

　第2位は、富山でした。得票数は553票で、得票率は11.0％となっています。

　北陸地方で魚がおいしい地域といえば、欠かせないのが富山ですね。「天然のいけす」と呼ばている富山湾には、約500種類もの魚がいるといわれています。身が引き締まり、脂もたっぷりとのった魚が魅力的です。

　コメントでは「富山で捕れる魚は種類が多く、スーパーマーケットで売られている魚も新鮮で安くておいしい」「富山の魚は最高。どの寿司屋へ行ってもハズレがない」といった声が寄せられていました。

第1位：福井

　第1位は、福井でした。得票数は1822票で、得票率は36.1％と圧倒的な差をつけて1位に輝きました。

　日本海・若狭湾を有する福井は、複雑な潮の流れ、冷たく清らかな海水、豊富なエサなど、恵まれた環境の地域です。小型船による漁も特徴のひとつで、何日も操業することがないため、新鮮なまま魚介を港へ運んでくれています。

　コメントでは「若狭の甘鯛が本当においしかった」「福井の魚は安くておいしいイメージ」といった声が寄せられていました。また、魚種で人気が高かったのは若狭かれい・若狭ふぐ・越前がに・甘エビ・甘鯛など。「福井の魚はなにを食べてもおいしい」といったコメントも多く見られました。