ねとらぼ調査隊では、2023年5月4日から5月11日までの間、「『九州新幹線』の駅名でカッコいいと思うのはどれ？」というアンケートを実施していました。

　福岡県福岡市博多区と鹿児島県鹿児島市をつなぎ、九州地方の大動脈の役割を担っている九州新幹線。2011年に鹿児島ルートが全線開通し、記念CM動画がネット上で話題になりました。

　今回の投票では九州新幹線の全12駅を選択肢に用意したところ、930票もの投票をいただきました。ありがとうございます。それでは、トップ2を解説していきます。

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調査概要

第2位：筑後船小屋

　第2位は、「筑後船小屋」（ちくごふなごや）。得票数は152票と、全体の16.3％の票を獲得して第2位にランクインです。

　福岡県筑後市に位置する筑後船小屋駅。新幹線駅としては珍しい「公園の中にある駅」です。かつて福岡県南部・筑後市に流れる矢部川の一帯に、船を整備するための小屋が数多く設置されていたことが由来といわれています。独特のネーミングのため、「印象に残りやすいから」「船小屋とか渋いと思う」というコメントが寄せられました。

　また、福岡ソフトバンクホークス2軍・3軍の本拠地であるHAWKSベースボールパーク筑後の玄関口となっていることから、「ソフトバンクホークスの若鷹たちのふるさとです」というコメントもいただきました。

第1位：鹿児島中央

　第1位は、「鹿児島中央」。得票数は218票と、全体の23.4％の票を獲得して第1位になりました。

　鹿児島県鹿児島市の代表駅である鹿児島中央駅。もともと西鹿児島駅として営業していましたが、九州新幹線の乗り入れをきっかけに新たな駅名の公募が行われて、現在の駅名に。鹿児島という名前の由来には、野生の小鹿が大勢いた、「カコ」と呼ばれる船乗りがたくさん生活していたなど、いろいろな説があります。

　また、鹿児島では活火山である桜島が生活に溶け込んでいるうえに、古事記に出てくる日本神話の神様「火照命」（ほでりのみこと）の伝説があるため、火山を意味する言葉「カグ」が由来ではないかとも考えられているようです。

　そんな鹿児島の中央に君臨する駅というイメージにより、多くの票が集まったのかもしれませんね。

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