英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は3月25日、「THE世界大学ランキング日本版2021」を発表しました。

　一般的な国内の大学ランキングは「入学時の学力」を基準としていますが、このランキングでは大学の「教育力」に注目し、学生の学びの質や成長性を評価したものとなっています。上位にランクインした大学を見てみましょう。

第5位：大阪大学

　第5位は、昨年の8位から順位を上げた「大阪大学」。ランキングの算定基準となる「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野すべてで、平均的に高いスコアを記録しました。

第4位：京都大学

　第4位は「京都大学」。企業人事や研究者に対して大学の評判を調査した「教育成果」分野のスコアでは、全大学中1位となりました。一方で、学生が授業・指導の充実度などを評価した「教育充実度」の分野では、他の上位校に比べて若干劣る結果でした。

第3位：東京大学

　第3位は「東京大学」。「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」の3分野では高いスコアを記録したものの、外国人学生・教員の比率や、日本人の留学比率を示す「国際性」ではTOP10の中で最下位と、やや偏った結果となっています。

第2位：東京工業大学

　第2位は、昨年の3位タイからひとつ順位を上げ、過去5年の調査の中でも最高順位となった「東京工業大学」。すべての分野で高スコアを記録し、特に「教育充実度」に関しては微差ながら他の上位校を上回る結果でした。

第1位：東北大学

　そして第1位に輝いたのは、昨年に引き続き連覇となった「東北大学」でした。全分野において偏りがなく高い評価がされており、中でも「国際性」はTOP10の中でも1位。総合スコアも最高の数値となりました。

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