パソコンやスマホの普及により、実際に漢字を書く機会も大幅に減ってきました。いざ住所などで都道府県を書くとき、スマホで漢字を検索してしまう人も多いのではないでしょうか。

　そこで、ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、東海地方在住者を対象に「漢字で書けるか不安な都道府県」というテーマでアンケートを実施しました。

　東海地方に住む多くの人から「漢字で書けるか不安」と思われているのは、どの都道府県だったのでしょうか。それではランキングを見ていきましょう！

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調査概要

アンケート実施日	2022年9月21日
調査対象	東海地方在住の男女

【東海在住者が選ぶ】「漢字で書けるか不安な都道府県」ランキング

第5位：岐阜県

　第5位は、得票率8.2％の「岐阜県」でした。

　日本のほぼ中央に位置する岐阜県は、飛騨の山、美濃の水に恵まれた豊かな自然と生態系が息づく地域です。また、世界遺産に登録されている「白川郷合掌造り集落」や、日本三名泉に数えられる「下呂温泉」など、伝統的な観光名所も点在しています。

　そんな「岐阜」で書くのが難しい字といえば「阜」。日本では常用漢字に定められていますが、「岐阜」以外に使われることが少ないため、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。また、「岐」も「讃岐」「隠岐」などに使う常用漢字ですが、使用頻度が低いところが支持された要因かもしれません。

第4位：沖縄県

　第4位は、得票率9.8％の「沖縄県」でした。

　古くからさまざまな国との交易で栄えた沖縄県は、琉球王国に代表される独自の文化が今なお残っています。海や森などの美しい自然、「首里城公園」や「沖縄美ら海水族館」などの観光名所、石垣島や宮古島などの離島、泡盛や沖縄そばに代表されるご当地グルメなど、さまざまな楽しみ方ができるエリアです。

　そんな「沖縄」で書くのが難しい字といえば「縄」。常用漢字に指定されており小学校4年生で習うものですが、総画数も15画と多いため、苦手に感じる人も多いのではないでしょうか。「縄文」「火縄」などで使用される漢字ですが、日常的に使用する漢字ではないところもポイントかもしれません。

第3位：茨城県

　第3位は、得票率18.0％の「茨城県」でした。

　関東地方の北東部に位置する茨城県。かつては徳川家の藩が置かれ、交通の要所として発展しました。豊かな自然に恵まれているエリアで、首都圏との距離感もちょうどよいため、ベッドタウンとしても人気があります。また、青銅製の立像として世界最大を誇る「牛久大仏」や、全国でもトップクラスの大型水族館「アクアワールド茨城県大洗水族館」など、観光名所も点在しています。

　そんな「茨城」で書くのが難しい字といえば「茨」。常用漢字に指定されていて小学校4年生で習うことになっています。画数は9画でパーツに分解すると難易度は低いですが、「茨城」以外で使用する機会が少ないため、茨城県民以外にはハードルが高いのかもしれません。

第2位：愛媛県

　第2位は、得票率19.7％の「愛媛県」でした。

　四国地方の北西に位置する愛媛県は、豊かな自然に恵まれた地域。北部は「しまなみ海道」を通じて広島県と結ばれています。歴史や文化が感じられるレトロな町並みも多く残っており、「道後温泉」「松山城」「愛媛県総合科学博物館」など、観光名所も点在しています。

　そんな「愛媛」で書くのが難しい字といえば「媛」。常用漢字に指定され、小学校4年生で習うことになっています。画数も12画と多めで、「愛媛」以外では使用する機会もあまりないため、いざという時に難しいと感じる漢字ではないでしょうか。

第1位：新潟県

　第1位は、得票率26.2％の「新潟県」でした。

　本州の中北部に位置し、日本海に面している新潟県は日本一の米どころ、日本有数の豪雪地帯として知られています。日本最長の川である信濃川が流れ、その流域にある越後平野は穀倉地帯としても有名です。また、「トキの森公園」や、史跡の「佐渡金山」など、観光名所も点在しています。

　そんな「新潟」で書くのが難しい字といえば「潟」ですよね。常用漢字に指定されていており、「新潟」以外では「干潟」などで使われる漢字です。画数も15画と多く、使用頻度も低いため、書くのが難しい漢字として票を集めました。

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