歴代首相の「在職日数」ランキング 1位「安倍晋三」に次ぐ2位と3位は?
1885年に誕生した第1次伊藤内閣から現在の菅内閣まで、日本ではこれまでに99の内閣が組閣されています。そんな長い歴史の中には、数年にわたり首相を務めた人もいますが、短期間で終わってしまった人物もいます。
今回は首相官邸の公式Webサイトを参考に、歴代首相の通算の在職日数をランキング形式でまとめてみました。第1位は近年更新されたので、把握している人も多いのではないでしょうか。
(参考:歴代内閣 | 首相官邸ホームページ)
第3位:佐藤栄作(2798日)
第3位は、在職日数が2798日の佐藤栄作元首相です。1901年に山口県に生まれ、24年に東京帝国大学を卒業し、鉄道省に入省します。48年に発足した第2次吉田内閣にて、当時は議員ではありませんでしたが内閣官房長官として入閣しました。
佐藤氏が初当選したのは、翌年の49年のことです。そして64年に自民党総裁となり、同年11月9日に内閣総理大臣に就任。その後、72年7月7日までの2798日にわたって首相を務めました。佐藤氏は非核三原則を提唱したことにより、ノーベル平和賞を受賞しています。
第2位:桂太郎(2886日)
第2位は、通算在職日数が2886日の桂太郎元首相です。1848年に現在の山口県で生まれました。戊辰戦争に従軍したのちに、70年からドイツへ留学。途中で一時的に日本へ帰国しますが、78年まで留学を続けて当時のヨーロッパの軍政について学びます。帰国後は96年に台湾総督、98年に陸軍大臣に就任。
桂氏が初めて内閣総理大臣になったのは、1901年6月のことです。そして、第1次桂内閣は日露戦争、ポーツマス講和条約の締結後の06年まで続きます。その後は、西園寺公望氏と交互に政権を担う「桂園時代」に入ります。第3次桂内閣まで組閣されて、桂氏は通算で2886日にわたって首相を務めることになります。
第1位:安倍晋三(3188日)
第1位は、通算在職日数が3188日の安倍晋三元首相です。1954年、東京都で生まれました。77年に成蹊大学を卒業し、留学後に神戸製鋼所に入社。82年から当時外務大臣を務めていた父・晋太郎氏の秘書官となり、93年の選挙で初当選しました。
内閣官房副長官や内閣官房長官などを経て、2006年9月26日に内閣総理大臣に就任。しかし翌年の07年には退陣となり、再び首相の座につくのは2012年12月26日のこと。その後、2020年9月16日まで首相を務め、桂太郎氏の持つ通算在職日数を更新しました。
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