始まりは紀元前一万年前……音楽と人類の壮大な歴史を描く連続テレビ小説「エール」第1週 ネット上の反応は?

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 明治42年、福島の老舗呉服店に生まれた少年が、戦前戦中戦後と駆け抜け、音楽の力で傷ついた人々の心を勇気づけようと、多くの名曲を生み出していく物語「エール」。今週から視聴者の評価と感想をお届けします。

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「エール」第1週(3月30日〜4月3日放送)のあらすじ

 大正時代。福島の老舗呉服屋の長男・古山裕一(石田星空)は不器用で内気な少年で、いじめられがち。しかし担任の藤堂先生(森山直太朗)の勧めで作曲を始めると、秘めた才能を発揮する。一方、父の三郎(唐沢寿明)と母のまさ(菊池桃子)は店の経営に行き詰まっていた。

 そこに裕一の伯父・権藤茂兵衛(風間杜夫)からある申し出があり…。ある日、音楽家を夢見る裕一は、ガキ大将の村野鉄男(込江大牙)の秘密を知ってしまい!? (『エール』公式サイトより)

画像は「エール」公式サイトより引用 (C)NHK
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「エール」第1週のネット上での評価

感情分析の結果

 ネット上での「エール」第1週の評価は、「ポジティブ」が 85%となりました。

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第1週最大の盛り上がりポイントは初回の開始シーン

 エール第1週は、もっとも盛り上がったのは、3月30日放送の第1回開始シーンです。多くの視聴者が驚いた紀元前1万年から、フラッシュモブまでつながる「音楽と人類の歴史」を描いたスタートに、期待感と戸惑いが入り混じったツイートが目立ちました(関連記事)。

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朝ドラ史上最古? 衝撃の第1回

 エールの第1話は、オープニング曲がはじまるまでに13分ほどの時間が費やされるなど、視聴者を驚かせる始まりとなりました。古山祐一役の窪田正孝さんと、関内音役の二階堂ふみさん扮する男女が登場し、音楽と人類の歴史を表現したドラマや、東京五輪の開会式前の祐一と音のやり取りなどが流される展開に。これには「第1話で、オープニングの前に13分30秒も使って、本編がなくなっちゃった朝ドラは初めてです」といったツイートがありました。

 特に話題となった部分は、紀元前1万年前の生活を再現したドラマです。窪田さんと二階堂さんが当時の人間を演じ、音楽と人類の歴史の始まりが描かれました。これまで100作を超える朝ドラの歴史上、紀元前1万年前の人類が描かれたことはなく、窪田さんや二階堂さんは、朝ドラ史上最古の登場人物を演じた役者と呼ばれることに。「紀元前1万年から始まる朝ドラは初めて」「1週間くらいこの時代の話をやってほしい」「突っ込みどころ満載の第1話」など、多くの視聴者も意表を突かれた始まりとなりました。

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個性豊かな子役たち

 朝ドラは主人公の子ども時代からの成長を描くため、多くの個性的な子役たちが登場します。とくに主人公・祐一やヒロイン・音の子ども時代は、大人になってからも回想シーンなどに登場することが考えられるため、非常に注目されています。そんな中、音の子ども時代を演じる清水香帆ちゃんの顔立ちが大きな話題に。「二階堂ふみ(音)の子役。やっぱり可愛い」「清水香帆ちゃん確かに二階堂ふみに似てるね!」「朝ドラ受けで大吉さんが『カケフくん以来の衝撃』と言ったのがおかしくて」など、数多くのコメントがありました。

 また、祐一の子ども時代を演じる石田星空くんの雰囲気にも注目が集まっています。「子役時代の神木くんに似た透明感を感じるのは私だけだろうか」「祐一くんの子供時代の話で子役の子がかわいかった。窪田くん感あったし」といった感想が。さらに、終生の友となる佐藤久志役の山口太幹くん(子役)や、作詞家として関わっていく幼なじみ村野鉄男役の入江大牙くん(子役)も大人時代を演じる役者を思い浮かべ、「似ている」とする声が多く見られました。

石田星空くん
画像は「エール」公式サイトより引用 (C)NHK
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子役以上に個性的な俳優陣がズラリ

 エールで注目なのは、子役だけではありません。祐一をはじめとする、子どもたちを見守っていく大人たちにも注目が集まっています。祐一の父三郎役には、唐沢寿明さん。母まさ役を菊池桃子さんが演じます。これに対し、「唐沢さんいいキャラしてる〜www」「お父さん役の唐沢さんはさすがの存在感」「菊池桃子ちゃんは素敵な奥さんだわ…」など、さまざま感想が見られました。

 また、祐一の恩師となる藤堂先生役には、森山直太朗さんが配されていることも話題に。「森山直太朗の先生役がすごく良い」「子供の目線で優しく話しかけてくれる先生」「森山直太朗を今日ほどカッコいいと思ったことはありません」など、主人公の祐一に寄り添い、作曲家となるきっかけを与える藤堂先生にぴったりの配役だと、多くの視聴者は思っているようです。

画像は「エール」公式サイトより引用 (C)NHK
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まとめ

 エールの第1週は、先週まで放送されていたスカーレットロスを抱える人も多く、ネット上の反応も大人しかったようです。ストーリー展開も起伏に乏しく、助走期間といった感じでした。しかし、今後のストーリーが気になる要素も。祐一と音は、どのように出会っていくのか、祐一は、どのように作曲家への道を歩むのか、祐一と鉄男、祐一と久志はどのように友情を育むのかなど、今後の展開が楽しみになる第1週でした。

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次回は……

 エール第2週。鉄男が落とした和歌集を届けに行く祐一ですが、複雑な鉄男の家庭環境を目の当たりにします。その後、心の距離が近づいた祐一と鉄男ですが、突然の別れがやって来ます。一方、豊橋ではヒロインの音が、オペラ歌手に魅了され、歌手になりたいと決意します。

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