道三、危機一髪! 土岐家の鷹が舞う「大河ドラマ麒麟がくる」第12話、ネット上の反応は?

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 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

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「麒麟がくる」第12話(4月4日放送)のあらすじ

 織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命がもう短いことを悟った信秀(高橋克典)は、信長(染谷将太)らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開く。そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝(木村了)に委ねるという言葉だった。

 失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶(川口春奈)は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする。一方、美濃では、光秀(長谷川博己)が熙子(木村文乃)を妻に迎え、祝福ムードに包まれていた。  (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
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「麒麟がくる」第12話のネット上での評価

 ネット上での「麒麟がくる」第12話の評価は、「ポジティブ」が 70.3%となりました。

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第12話最大の盛り上がりポイントは20時30分ごろの土岐家の使者が稲葉山城に鷹を献上したシーン

 今回もっとも盛り上がったのは、20時30分ごろの道三(本木雅弘)のもとへ土岐頼芸(尾美としのり)自慢の鷹が届けられたシーンです。鷹は突如として羽ばたき、道三めがけて飛びたちます。とっさに側近の家臣が道三をかばうと、その側近は苦しみ始め、鷹の爪に塗られた毒によって死亡しました。かつて美濃の守護を務めていた土岐頼純(矢野聖人)に服毒させた道三は、頼純の叔父である頼芸に毒殺されそうになったのです。ついに頼芸の反撃が本格化し、緊迫した雰囲気に包まれました。

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ようやく光秀と熙子が夫婦に!

 12話の序盤、妻木の地を訪れた光秀は、熙子と出会いました。熙子は、光秀を気づかい、ふところから温石(おんじゃく)を取り出して手渡しました。歴史好きの視聴者は、「温石は平安から江戸にかけて懐中を温める為に用いられた道具。懐石料理の語源でもある。献身的に光秀を支えた熙子の人間性を象徴する場面かと」とという意見を投稿しています。

 熙子の優しさが身に染みた光秀は、告白の言葉を口にして、美濃へ帰りました。晴れて光秀と熙子が夫婦になり、「十兵衛が熙子殿を嫁にとった。幼き頃に約束が結ばれていたので、少しロマンを感じた」「温石のあったかさで落ちて、スピード求婚のピュアピュア十兵衛くん」などのコメントが投稿されています。美しい山間部の風景が広がる中でのプロポーズと共に、明智庄でのみやびな婚儀が視聴者の心をときめかせました。

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道三の演説シーンにハラハラドキドキ!

 後半、道三が重臣を稲葉山城に集め、頼芸と交戦する旨を宣言しました。息まく道三に対し、高政(伊藤英明)や稲葉(村田雄浩)は白けた表情を浮かべていました。Twitter上には、「カッコいいのに、タイムライン視聴者に絶大な人気を誇るのに、蝮様の人望の無さよ」と土岐家・息子・重臣から追い詰められる道三をおもんばかる意見がアップされています。

 道三の話を聞いている家臣側に着目した視聴者は、「高政と稲葉の腹芸は大河ドラマとしては定番だけど、そこに『斎藤家嫡男の逆心』を知っている十兵衛を放り込むことで更にスリリングな状況を作り出している」「利政(道三)と高政、国衆の温度差」など、感想をあがっています。高政たちは、あえて多くを口にしませんでした。だからこそ、斎藤家に渦巻く不平不満と道三への反抗心が際立ち、視聴者をハラハラさせたようです。

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信秀らしい最期に感動!

 体力の衰えに抗っていた信秀は、命が風前のともしびの状態。最後に望月東庵(堺正章)と双六に興じることを願い、帰蝶が急いで京から東庵を呼び寄せますが、東庵が到着したその日、双六の盤の前に座った状態で逝去しました。彼の死に様について、視聴者は「信秀さん、双六あがったってさ。素晴らしかった」「信秀は最期までかっこよすぎちゃう?」と感想を述べています。

 ネット上には、「戦国を生きる武将の豪胆さを持ちながら、我が子の行く末を憂い愛おしむ一人の男として、とても魅力的でした。信秀様、お疲れ様でした」「高橋克典さんの織田信秀、お見事でした。信長の父という威厳と説得力がありました。あっぱれ」など、労いの言葉も散見していました。高橋さんが信秀の軍司の顔と父親の一面を見事に演じ、視聴者を魅了していたことがうかがい知れます。

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まとめ

 光秀は、熙子を嫁として迎え入れ、人生の門出を迎えました。しかし、道三が毒殺されそうになり、祝福ムードは束の間でした。一方、尾張では、帰蝶が良妻として活躍しました。病床にふす道秀から「信長を頼む」という言葉を受け、信長を発奮させました。

今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第12話『帰蝶の願い』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。

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次回は……

 第12話の暗殺未遂が引き金となり、第13話では斎藤家の内輪もめが本格化します。道三の頭の中に戦をする考えがなかったものの、高政らは頼芸の護衛を名目に道三の陣営と戦うことを決意します。光秀は、この一大事をどのように切り抜けるのでしょうか。また、物語のキーパーソンとなる豊臣秀吉(佐々木蔵之介)の登場にも期待が高まります。

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