ハッシュタグ「コロナ疎開」が再び話題に 「地方に来ないでほしい」「外出自粛の意味考えて」など批判の声

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 ハッシュタグ「#コロナ疎開」がTwitter上でトレンド入りし、その多くが「都会から地方への移動はやめて」など批判的な意見となっています。

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3月から反応が急増

 「コロナ疎開」という言葉は、2020年2月以前にはほとんど使われていませんでしたが、3月3日にテレビ朝日系列の報道番組で使われたことをきっかけに一気に拡散。番組中で「ネット上で話題になっている言葉」と説明されたのに対し、当時は「聞いたことがない」「不安を煽らないで」といった意見が大半でした。

 その後、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になる中で、実際に都心部から地方へと移動する人が増えてきたと見られることから、各自治体の首長などが「地方への避難はやめてほしい」と表明する事態に。

 4月7日時点では、複数のテレビ番組や新聞などが「コロナ疎開」の言葉を使うようになり、SNS上では「医療設備の足りていない地方に来ないでほしい」「外出自粛要請の意味を考えて」などの意見が支持を集めています。

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「コロナ疎開」に対する反応が変化

 SNS分析ツールを使って「#コロナ疎開」に関するツイートの感情分析(4月6日~7日)を行ったところ、82.4%がネガティブなツイートに分類されました。

「#コロナ疎開」に関するツイートの感情分析結果

 また、「#コロナ疎開」に関するツイートに含まれる上位の単語を調べてみたところ、3月3日時点では「子供」「報道」「言葉」「高齢者」「話題」などが見られたのに対し、4月7日時点では「東京」「地方」「感染者」「帰省」「迷惑」などが並びました。

3月3日の「#コロナ疎開」出現率上位の単語
4月7日の「#コロナ疎開」出現率上位の単語
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調査概要

調査期間2020年4月6日~4月7日
調査対象Twitter
調査件数19732 件(10%サンプリング)
調査キーワードハッシュタグ: #コロナ疎開
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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