ねとらぼ調査隊では、6月18日から6月25日までの間、「『東京都の市区町村名』で美しいと思うのはどこ？」というアンケートを実施していました。

　あらゆる面で日本の中枢を担い、世界最大級の都市人口をほこる東京都。東京23区と多摩地域のほか、小笠原諸島などの島しょ部を含んでいます。市区町村それぞれ歴史になぞらえて地名がつけられているため、独特の字面や言葉の響きを「美しい」と感じることもあるでしょう。

　今回の投票では東京都内の62の自治体名を選択肢に用意したところ、608票もの投票をいただきました。ありがとうございます。それでは、トップ2を解説していきます。

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調査概要

第2位：武蔵野市

　第2位は「武蔵野市」。得票数は33票と、全体の5.4％の票を獲得して第2位にランクインしました。

　「武蔵野市」は、多摩地区の東側に位置し、東京都23区に隣接しています。いちはやくコミュニティバスやデイサービスを導入するなど、市民目線の事業を独自で展開してきました。そのため、地域のコミュニティ機能と、生活施設の充実度が高く評価されています。

　また、井の頭恩賜公園と昔ながらの商店街がある吉祥寺エリア、玉川上水緑道など美しい自然が残っている三鷹駅北口エリア、そして杵築大社や栄見山 観音院が歴史情緒を漂わせる武蔵境駅エリアなど、地域ごとに多彩な魅力があります。

「武蔵野」という名称は万葉集などの古い文献でも登場しており、さらに「武蔵野市」の名称については、1889年に4つの村が合併したことに伴って使われるようになったと言われています。そんな武蔵野市の魅力について、コメント欄には「武蔵野の緑と吉祥寺の落ち着いた雰囲気は素敵だと思う」との声が寄せられました。

第1位：清瀬市

　第1位は、「清瀬市」。得票数は66票と、全体の10.9％の票を獲得して第1位にランクインしました。

　「清瀬市」は、東京都の北部に位置し、埼玉県の所沢市と新座市に隣接しています。清瀬駅から西武池袋線に乗れば、約30分で池袋駅に、約20分で練馬駅にアクセス可能です。都心のベッドタウンとして発展する一方で、自然が豊かな街でもあります。武蔵野の雑木林を再現した金山緑地公園や、例年夏に都内屈指の規模のヒマワリ畑が公開される下清戸地区があり、都内でありながら季節の移ろいを身近に感じられます。

　「清瀬」という地名は、1889年に複数の村が合併したことによって誕生。由来は諸説ありますが、合併した3村にみられる「清戸」と、「柳瀬川」の字を組み合わせたものだとも伝えられています。

　コメント欄には、「清らかな瀬という字面が綺麗」「さんずい偏の漢字2つで構成されているところが美しい！」との声が寄せられました。

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