2023年7月22日から7月29日までの間、ねとらぼ調査隊では「そうめんがおいしいと思う都道府県は？」というアンケートを実施していました。

　つるつるとしたのどごしが魅力で、暑い夏に食べたくなる「そうめん」。おいしさは全国共通ですが、地域によって原材料や製造方法、食べ方などが異なり、風味もさまざまです。

　数あるそうめんの産地の中で、「ここのそうめんはおいしい！」という評価を獲得したのはどの都道府県だったのでしょうか？

　今回のアンケートでは計210票の投票をいただきました。たくさんのご投票、ありがとうございます！　それでは結果を発表します。

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調査概要

「そうめんがおいしいと思う都道府県」ランキング

第2位：兵庫県

　第2位は「兵庫県」。獲得票数は37票です。神戸牛やタマネギといった名産品でも知られる兵庫県は、国内でトップクラスの手延べそうめんの生産地です。

　兵庫県で生産されているそうめんといえば、高級そうめんの代名詞として知られる「揖保乃糸（いぼのいと）」。伝統な製法で生産される揖保乃糸は茹でても延びにくくコシがあり、のどごしのよさや食感を楽しめます。

　たつの市にある兵庫県手延素麺協同組合のブランドで、最高級品の「三神」、贈答品として人気の「特級」、全生産量の約8割を占める「上級」など、いくつかの等級があります。

第1位：奈良県

　第1位は「奈良県」。獲得票数は44票、得票率は21％でした。奈良のそうめんといえば、奈良県三輪素麺工業協同組合が商標登録している「三輪素麺」が有名です。平安時代に三輪の地で栽培した小麦で作られた麺がそうめんの起源になったといわれています。

　三輪そうめんの等級は、伝統技術を注ぎ込んで生産される最高級品の「三輪の神杉」から、ベーシックな味わいで生産量の多い「三輪の誉」まで4種類。等級が高いものほど麺が細く、最適な茹で時間も変わってきます。

　なめらかな食感とコシの強さが特徴で、平瀬徹斎の『日本山海名物図会』に「細きこと糸の如く　白きこと雪の如し」とうたわれた美しさと味は、現代でも多くの人を魅了し続けています。

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