マイナビ転職は、掲載求人の「平均初年度年収」を基に「2021年3月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表しました。なお「平均初年度年収」は、各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として算出しています。
全国平均初年度年収は前年同月より増加
2021年3月度の全国平均初年度年収は450.6万円で、前月の454.0万円から3.4万円(0.7%)減少していました。しかし、前年同月の447.9万円からは2.7万円(0.6%)増加しており、前年に比べると増加傾向にあるようです。
業種別平均初年度年収が最も高かったのは「コンサルティング」
「平均初年度年収」を業種別全体で見ていくと、最も高かったのは「コンサルティング」で519.3万円でした。次いで、「金融・保険」が518.7万円、「IT・通信・インターネット」が505.3万円と続いています。なお、未経験者求人の場合は505.8万円の「金融・保険」、経験者求人の場合は573.1万円の「コンサルティング」の業種が最も高いという結果でした。
また、平均初年度年収が増加した業種としては、「公的機関・その他」が前年同月比110.3%と10%近く増加しています。
「IT・通信・インターネット」業界の初年度平均年収に注目すると、2018年平均は479.6万円、2020年平均は513.2万円で、2年間で33.6万円(7.0%)増加しているという結果に。要因としては、経験者求人比率が2018年と比べて15%以上増加しているため、あわせて年収もアップしていることが考えられます。
職種別平均初年度年収が最も高いのは「コンサルタント・金融・不動産専門職」
また、職種別全体の「平均初年度年収」では、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が559.6万円と最も高くなっていました。次いで「ITエンジニア」が542.9万円、「建築・土木」が497.0万円と続いています。なお、未経験者では「コンサルタント・金融・不動産専門職」が560.4万円、経験者では「ITエンジニア」が563.7万円という結果でした。
各調査結果の詳細は、次のページからご覧ください!
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