ねとらぼ調査隊では、2023年7月1日から7月8日にかけて「熊本県の地名で美しいと思うのは？」というアンケートを実施していました。

　阿蘇山を取り囲む世界最大級のカルデラがあることから、「火の国」と呼ばれる熊本県。火山活動が生み出した雄大な景観や温泉など、たくさんの見どころがあります。また県内には清らかな湧水が点在することから「水の国」としても知られています。そんな熊本県には、印象的な地名が多くあります。

　今回の投票では、合計407票もの投票をいただきました。ありがとうございます！　さっそく結果を見ていきましょう。

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調査概要

美しいと思う「熊本県の地名」ランキング

第2位：天草市

　2位にランクインしたのは「天草市」です。得票率は8.6％でした。熊本県南西部に位置する天草市は、周囲を東シナ海、有明海、八代海に囲まれ、豊かな水産資源と美しい景観に恵まれた街です。

　天草という地名は、古事記に登場する「天両屋（アマノフタヤ）」という島の名前から転じたという説や、天は「海士（あま）」、草は「民草」の意味があるとする説などがあります。ほかに、島に牧馬が多かったことから「うまくさ」があまくさに変化したという説、甘草が多かったため天草と呼ばれた説などもあるそうです。

第1位：八代市

　1位に輝いたのは「八代市」です。得票数は39票、得票率は9.6％でした。八代市は熊本県第2の都市。農業がさかんで、特に畳の原料となる「いぐさ」の生産量は全国1位です。俳人・種田山頭火が愛した日奈久温泉や国指定名勝の松浜軒など、観光スポットもたくさんあります。

　肥後国誌には、かつて天照皇太神の山陵がこの地にあったので「やしろ」と呼ばれるようになり、それが転じて「やつしろ」となったと記されています。

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