リクルート進学総研は、高校生の大学選び動向を明らかにするため「進学ブランド力調査2023」を実施し、その結果を発表しました。全国に多くの大学がある中、受験生たちからどのような評価を受けているのか気になるところです。

　本記事では、関東エリアの高校生に大学のイメージを聞いた中で、「教養が身につく」の項目が高かった大学のランキングを紹介します。関東地方の高校生たちから教養が身につくと思われたのはどの大学だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：リクルート進学総研「高校生に聞いた大学ブランドランキング『進学ブランド力調査2023』」）

【関東の高校生が選ぶ】「教養が身につく」と思う大学ランキング

第2位：上智大学

　第2位は「上智大学」でした。東京都千代田区に本部を置く、キリスト教のカトリック修道会イエズス会によって開設された私立大学です。1913年に創立され、大学令により1928年に設立しました。「叡智が世界をつなぐ」を建学の理念とし、「他者のために、他者とともに」を教育精神に掲げ、現実を直視しつつ、持続可能な未来のために、他者に寄り添い協働できる人材の育成を目的としています。

　上智大学では、専門科目を学ぶ前の基礎教養教育としてではなく、自ら学び続ける学修者となるための土台を養うことを目的に、全学共通科目を設置。学生は入学前に大学の特色や、学ぶことの意義を理解したうえで大学生活での目標を考えるための「学びを学ぶ」をオンデマンドで受講。入学後は「人間とは何か」について学ぶ「人間理解」や、学び続けるための基盤となる思考力を養う「思考の基盤」、課題解決力・創造力・豊かな人間性を育てるための教養を学ぶ「展開知」など、幅広い学びの機会が与えられます。

第1位：東京大学

　第1位は「東京大学」でした。東京都文京区に本部を置く、1877年に創立された長い歴史を持つ国立大学です。日本最難関を誇る名門で、最先端の研究施設、研究者が集結。「世界的視野を持った市民的エリート」の育成を目的とし、卒業生からは政治家や研究者など、幅広い分野で活躍する優秀な人材を多数輩出しています。

　東京大学では、教養教育を重視する「リベラル・アーツ教育」を実施していることが大きな特徴。学生たちは教養学部前期課程において教養教育科目を学び、それぞれの専門課程へと進むことになります。また、専門課程に進んだあとでも、他分野との交流や共同研究などを視野に置いた後期教養教育を導入。自身の専門分野の枠を越えるだけではなく、他分野や異文化、他者に関心を持ち、開かれた人格を養うための教育が行われています。

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