日本には、2023年9月時点で20の政令指定都市があります。それぞれ法定人口が50万人以上の大都市でもありますが、利便性がありながら街並みが美しいところが多いのも特徴といえるでしょう。

　そこで今回は、「『街並みがきれい』だと思う政令指定都市は？」というアンケートを実施します。全国にある政令指定都市の中で、あなたが「街並みがきれい」だと思う都市を教えてください。ここではまず、数ある政令指定都市の中から3つの都市をピックアップして紹介します。

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京都市

　戦前から継続的に景観保護の施策が行われてきた京都府京都市。2004年には景観法が制定され、2007年には新しい景観政策も施行されました。建造物の高さ、デザイン、色などが規制されているため、美しい街並みを維持しているのが特徴です。

　市街地のほぼ全域に指定されている景観地区では、地域ごとにデザインの規制もされています。都市景観を乱す恐れのある派手な広告看板なども規制されているため、ほかでは見られないようなチェーン店の看板色などが楽しめるのも京都市ならではの街並みといえるでしょう。

仙台市

　宮城県仙台市は、都市部においても街路樹などの緑が多く「杜の都」とも呼ばれています。政令指定都市ならではの利便性がありながら、ビルが多く立ち並ぶオフィス街の中にも、ほっと一息つけるような公園や並木があり、美しい街並みを堪能できるのが特徴でしょう。

　定禅寺通「ケヤキ並木」は166本ものケヤキが並び、たくさんの緑を感じられます。また仙台駅の隣駅「五橋駅」近くにあり、イベント会場としてもよく利用される「五橋公園」には、大小さまざまな木々が生い茂っており、都会のオアシス的な存在として地元の人に愛されています。

神戸市

　神戸港を有する港町、兵庫県神戸市。開港以来、舶来品や西洋文化の入口となり、今もなお西洋風の街並みが残っています。なかでも今から約150年前、外国人のための住居や仕事場として造成された居留地では、大正から昭和期にかけてのレトロな建物が立ち並ぶ景観を堪能できます。

　また「北野異人館街」は海と旧居留地の街並みを一望できるエリアで、観光地としても有名です。

「街並みがきれい」だと思う政令指定都市は？

　ここまで、政令指定都市の中から3つの都市を紹介しました。選択肢には20の政令指定都市を用意しています。また投票の際は各政令都市の街並みがきれいだと思う理由や、おすすめの街並みなどありましたら、コメント欄にお寄せください！