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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、長期にわたって外出の自粛を求められる日々が続いています。外に出られないならせめて家でゲームでも……と考えたくなるところですが、リアルの世界を歩き回ってプレイする「位置情報ゲーム」の場合はそうもいきません。
今回は、位置情報ゲームの国内2大タイトルである「Pokemon GO(ポケモンGO)」と「ドラゴンクエストウォーク(ドラクエウォーク)」のユーザーたちの行動が、この数カ月でどのように変容したのかを調査してみました。そこから見えてきた「世代別」の差とは?
調査に当たっては、インターネット行動データ分析サービスを提供するヴァリューズ社からデータ提供(速報値)を受けました。同社は、国内30万人規模のユーザーパネルを保有し、Web利用動向データを基にネット行動分析サービスを提供しています。
アプリの起動数はどう変化した?
まずはポケモンGOとドラクエウォーク、それぞれのアプリの起動数の推移を見てみました。グラフの黄色い線がポケモンGOの、緑色の線がドラクエウォークの起動数を表しています。
これを見ると、どちらのアプリも2月から4月にかけて起動数が微減していっていることが分かります。国内の7都府県を対象に緊急事態宣言が出された4月7日の前後を見ても、それほど大きく減少しているわけではありません。
20~40代は減少、50代と60代以上は変化なし
続いて、同じくアプリ起動数の推移を今度は世代別(20代/30代/40代/50代/60代以上)で見てみましょう。グラフを見ると、20代から40代にかけては、やはり起動数が2月~4月にかけて減少しています。
注目すべきは50代と60代以上のグラフで、こちらはもともとの起動数は20~40代に比べて少ないものの、2月以降も起動数の減少がほとんど見られません。若年層、特に20代の減少幅がかなり大きいことと比べると、はっきりと傾向に差が見られます。
これはドラクエウォークでも同じで、30代と40代の起動数が減少、20代が微減であるのに対し、やはり50代と60代以上では減少が見られませんでした。
アプリを起動している=外に出ている、ではない
ここで注意したいのは、「アプリを起動している」=「外出している」では決してない、ということです。通常時であれば、位置情報ゲームはその名の通り、外を歩き回ってポケモンを捕まえたりモンスターを倒したりしていくゲームですが、ゲーム内の要素はそれだけではありません。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、ポケモンGOもドラクエウォークもいち早く対応を発表しています。ポケモンGOでは「GOバトルリーグが歩行なしでも参戦可能に」、ドラクエウォークでは「お家で遊べる!!モンスター討伐イベント!!」の開催など、自宅で楽しめるようなイベントの実施やルールの変更を行っているのです。
そのため、アプリの起動数が減少していないということはそれらの施策が成功しているとも言えますし、逆に減少してしまっている世代にとってはそれほど施策が刺さっていないと見ることもできます。
現時点でも、新型コロナウイルスの影響は収束のきざしを見せていません。長丁場になるであろう外出自粛期間でも、自宅で遊べる範囲でゲームを楽しみ、うまく気分転換につなげていきたいものです。
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