ナビタイムジャパンでは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況から、訪日外国人旅行者からの人気が急上昇している地域を分析し、その結果をランキングとして発表しました。なおこのランキングでは、2019年と2023年の滞在増加率を比較しています。

　今回はその中から「イギリス人観光客から人気急上昇のエリア」のランキングを紹介します。さっそく見ていきましょう。

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調査概要

（出典元：【訪日欧米人旅行者が訪れる人気急上昇エリアを分析】ジブリパーク、草津温泉が欧州人に人気。新しい人気エリアの発見も｜株式会社ナビタイムジャパンのプレスリリース）

「イギリス人観光客から人気急上昇のエリア」ランキング

第2位：広島県大竹市

　第2位は「広島県大竹市」でした。広島県の西端に位置する大竹市は戦後、瀬戸内地域有数の臨海工業地区となりました。古くから交通の要所として栄えた大竹市ですが、現在も大竹港・JR山陽本線・山陽自動車道などが立地し、各地へのアクセスが良好であることなどが、工業地区としての発展につながったと考えられそうです。

　このように、大竹港などに面して工場群が建ち並んでいることから、工場の風景や工場夜景を愛好する、いわゆる「工場萌え」の層に人気が高いエリアでもあります。

　また、小瀬川の清流のもと、手すき和紙の技法も江戸時代より伝わっています。こうした特産品も、海外からの観光客にとっては魅力的といえそうです。

第1位：秋田県小坂町

　第1位は「秋田県小坂町」でした。明治から大正にかけて、鉱産額日本一を誇った小坂鉱山を有し、発展した町で、明治時代末期には県下第二の都市でもありました。小坂鉱山事務所の建物は国の重要文化財に指定されたほか、近代化産業遺産として経済産業大臣からも認定されています。

　「明治百年通り」と呼ばれるエリアには、他にも明治期の建物が現在まで残されており、芝居小屋「康楽館」や、鉱山に電気を供給する配電所として建築されたものを移築・復原した「赤煉瓦倶楽部」など、レトロな街並みを楽しむことができます。

　また、十和田湖を有する町でもあることから、その美しい景色を眺めに訪れる観光客もいると考えられそうです。

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