ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、静岡県在住の40代以下を対象に「優秀な生徒が多いと思う静岡県の公立高校」というテーマでアンケートを実施しました。

　果たして、地元に在住する40代以下の人から「優秀な生徒が多い」と支持されたのは、どの高校だったのでしょうか？

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調査概要

アンケート実施日	2023年6月29日
調査対象	静岡県在住の40代
有効回答数	205票

【地元在住40代以下が選ぶ】優秀な生徒が多いと思う「静岡県の公立高校」ランキング

第4位：富士高校

　第4位には、得票率5.9%で2校が選ばれました。1校目は「富士高校」です。静岡県富士市にある「富士高校」は、1923年に「静岡県立富士中学校」として開校。「克己心身を練れ 勤勉実力を養え 至誠事に当れ」を校訓とし、社会の発展に寄与するため、主体的に学び続ける人材を育成することを目標としています。

　特に理数科では、科学的思考力や想像力を高め、多様化する社会で必要とされる能力を養うための探究活動を実施。課題研究やフィールドワークなどにも取り組んでいます。文系の大学へも進学が可能なため、文系・理系を問わず難関大学を目指す生徒が多く、医学部の合格者も多く輩出しています。

第4位：沼津東高校

　2校目の第4位は「沼津東高校」でした。静岡県沼津市に位置する「沼津東高校」は、1901年「静岡県沼津中学校」として開校以来、長い歴史を持つ伝統校です。普通科と理数科を設置し、単位制を採用。少人数講座が多く、生徒一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細かい教育を行っています。

　2021年度より「オンリーワン・ハイスクール（医療人材の育成重点校）」の指定を受けており、医療分野を目指す生徒に特化した教育プログラムを提供。2022年度の大学入試では、静岡大学をはじめ、北海道大学や東北大学などの国公立大学のほか、有名私立大学へも多くの合格者を輩出しています。

第3位：藤枝東高校

　第3位に選ばれたのは得票率6.3%で「藤枝東高校」でした。 静岡県藤枝市に位置する「藤枝東高校」は、1924年に「静岡県立志太中学校」としてその歴史をスタートさせました。

　同校は文武両道を重んじる精神のもと、スポーツ、特にサッカーの強豪校として全国的にその名を馳せています。学業においても優れた成果を上げており、2022年度の大学入試では、国公立・私立を問わず多くの大学に合格者を輩出。東京大学や京都大学などの難関大学に現役で合格する生徒もいます。

　2021年には静岡県教育委員会から「イノベーション・ハイスクール」に指定されており、文系と理系の境界を超えた学びを推進。発想力や発信力、協同力、自発力など、社会を切り開く力を身につけ、よりよい社会づくりに貢献できる人材育成を目指しています。

第2位：浜松北高校

　第2位に選ばれたのは、得票率22.9%の「浜松北高校」でした。静岡県浜松市にある浜松北高校は、1894年に「静岡県尋常中学校浜松分校」として設立されました。以来、長い歴史と伝統を背景に「自主独立」の精神を基盤として教育活動に取り組んでいます。

　学科は、普通科と国際科の2種類を併置しています。普通科では、幅広い選択科目の中から進路に必要なものを選び学習することができ、国際化では、言語力の育成に加え、進路に合わせた「英語＋α」の学びが可能。海外留学生との国際交流も行われています。2022年度には、東京大学、京都大学、大阪大学などの難関国立大学にも多くの合格者を出しており、卒業生は国内外において、産業界や経済界、医療、行政機関、研究機関など多くの分野で活躍しています。

第1位：静岡高校

　第1位に輝いたのは、得票率23.4%の「静岡高校」でした。静岡高校は、1878年に「静岡師範学校」の「中学課」として創立された、長い歴史を持つ高校です。県内の高校教育をリードする存在として、その名は広く認知されています。

　「65分授業」や「土曜授業」など、独自の教育カリキュラムを展開。平日は15時5分に授業が終わるので、部活動や自習に取り組む時間も十分に確保されています。2021年度には静岡県教育委員会から「イノベーション・ハイスクール」の指定を受け、医学部進学講座や先端医療施設の見学を実施するなど、医療人材をはじめとする有為な人材の育成に力を入れています。難関大学への進学実績も優れており、2022年度には東京大学に9人、京都大学に9人の現役合格者を送り出しています。

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