東京商工リサーチは、自社の持つ企業データベース（約400万社）をもとに、社長（個人企業を含む）の居住地を抽出し、その結果をランキング形式で発表しました。

　本記事では、その中から「2023年社長の住む街ランキング（市区郡ベース）」のランキングを紹介します。それではランキングを見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：東京商工リサーチ「2023年全国『社長の住む街』調査」）

「社長が多く住む街（市区郡）」ランキング

第2位：東京都港区（3万9516人）

　第2位は「東京都港区」でした。東京23区の東側に位置する港区は、千代田区・中央区とともに「都心3区」と呼ばれ、日本経済の中心として重要な役割を果たしています。「芝」「麻布」「赤坂」「高輪」「芝浦・港南」の5つのエリアに分かれていて、それぞれがビジネス街・繁華街・住宅街など、さまざまな表情を持っています。都心でありながら、「芝公園」や「国立科学博物館附属自然教育園」など、自然を身近に感じられるスポットも多く、東京のランドマーク「東京タワー」など観光名所も点在。鉄道など交通網も整備されていて、交通アクセスにも優れているため、豊かなライフスタイルが楽しめるエリアとなっています。

　そんな港区に住んでいる社長は3万9516人で、人口に占める社長比率は15.1％とトップの数値を記録。高級マンションの供給が続いていて、町村別でも「赤坂」「六本木」「南青山」「芝浦」「高輪」「南麻布」と、TOP10に6つのエリアがランクインしています。

第1位：東京都世田谷区（5万4262人）

　第1位は「東京都世田谷区」でした。東京23区の南西に位置する世田谷区は、多摩川沿いの緑地や「世田谷公園」など、自然を身近に感じられるスポットも多く、閑静な住宅街が広がっています。交通網も整備されていて、新宿駅や渋谷駅など、都心の主要なターミナル駅へのアクセスも良好。「二子玉川」や「三軒茶屋」など、多くの人でにぎわう商業地も点在しているため、利便性と自然とのバランスに優れた地域となっています。

　そんな世田谷区に住んでいる社長は5万4262人と5万人を突破。23区では世帯数も最多で約91万人が暮らしており、高級住宅街として知られる「成城」「奥沢」「深沢」などのエリアを有しています。世田谷区は前回の同調査でも1位に輝くなど、不動の人気を誇っています。

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