おでんに最も良く入れる“種”は？　それとも――練り物で知られる紀文食品が「紀文・鍋白書2023」を発表しました。

　紀文は1994年から毎年、「鍋料理」や「おでん」のアンケート結果やトピックスをまとめた紀文・鍋白書を発表しています。前編として、「紀文・47都道府県家庭の鍋料理調査2023」の結果を公開しています。

　調査は全国47都道府県の20～50代以上の既婚女性4700人を対象に実施。おでんによく入れる種などについて調査しています。

おでんに最もよく入れる種は

　おでんに最もよく入れる種ものは、全国平均で「ちくわ」（79.6％）が2年連続でトップに。大根（74.1％）、卵（70％）が続きます。

　ちくわは21都府県で「最もよく入れる種もの」として1位を獲得。中でも石川県は93.6％となりました。

おでんは主食？

　また「おでんを主食として食べるか、おかずとして食べるか」についての調査では、全国平均ではおかず派が57.2％と半数を超えました。20代ではおかず派が50.9％と拮抗し、年代が上がるにつれておかず派の割合が増えています。

好きな鍋料理・よく食べる鍋料理は

　「紀文・鍋白書」後編では、主要7地域（北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県）の20代～50代以上の主婦1400人を対象に、好きな鍋料理などを聞いた「紀文・主要7地域 家庭の鍋料理調査」の結果をまとめています。

　好きな鍋料理の上位は、すき焼き（64.9％）、しゃぶしゃぶ（64.8％）、おでん（61.1％）。一方で2022年9月～2023年2月に実際に家庭で食べた鍋料理は、おでん（56.9％）、すき焼き（48.1％）、キムチ鍋（44％）という順位になりました。

　家庭で食べた鍋料理で「おでん」が1位になるのは、1999年度に行った調査から25年連続とのこと。

好きなおでんの種は

　好きなおでん種は、大根が1位、玉子が2位となる結果に。各エリアでもおおむね同様の順位でしたが、宮城県ではんぺんが2位に入っています。また北海道～愛知県でははんぺんが上位に入っていますが、大阪府～福岡県ではトップ10圏外と、東西の違いが見られます。