大東建託は、全国に居住する20歳以上の男女を対象に居住満足度調査を実施し、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<全国版>」として発表しました。
今回はその中から、調査結果の因子別ランキングの「物価・家賃・不動産が安い自治体」の上位にランクインした自治体を紹介します。なお、ランキングは2019~2023年の回答を累積して集計しており、80万6722人の回答者から50人以上の回答者がいた自治体を対象としています。
家賃や不動産価格、物価の安さは、暮らしに直接関わってくる重要な要素。それらが安く、住みここちがいいとされた都道府県はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
調査概要
| 調査期間 | 2023年2月17日~3月15日 2022年3月8日~3月29日 2021年3月17日~3月30日 2020年3月17日~4月3日 2019年3月26日~4月8日 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国に居住する20歳以上の男女 |
| 有効回答数 | 80万6722人 |
(出典元:街の住みここち 都道府県ランキング<全国版・物価家賃>|街の住みここち&住みたい街ランキング 2023|いい部屋ネット)
「物価・家賃・不動産が安い自治体」ランキング
第2位:福岡県

第2位は「福岡県」でした。九州北部に位置し、本州と九州を結ぶ交通の要衝となっているだけでなく、空港や港を複数持ち、世界とつながっている地域でもあります。県内は4つのエリアに分けられ、それぞれに地理的・歴史的・経済的特性があることでも知られています。
2022年の「総務省・小売物価統計調査」によれば、福岡県の消費者物価地域差指数は97.3と、全国で6番目の低さ。これは、地域間の物価水準の違いをみるもので、全国平均を100としたときの数値です。また、食料や住居など10の項目ごとに見た場合も、食料で97.4、住居で89.5といずれも全国平均と比べて低いことが分かります。
第1位:群馬県

第1位は「群馬県」でした。関東地方の北西部に位置しています。県内には新幹線を含めた複数の鉄道路線や、高速道路などの道路があり、交通の利便性も高いエリアです。
2019年「総務省・小売物価統計調査」によれば、群馬県の物価水準は全国2位。また、2019年「総務省・統計で見る都道府県のすがた」によると、民営・10坪の家の家賃は全国で4位の安さとなっています。さらに、2018年「内閣府・県民経済計算」では、1人あたりの県民所得は全国8位となるなど、所得が高く、物価や家賃の安い「コストパフォーマンスの高い県」といえそうです。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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