【解説付き】新海誠監督作品、あなたはどれが好き?
「秒速5センチメートル」や「君の名は。」など、美しい日常風景の描写や、挿入歌と絡み合うストーリーで人気を博しているアニメーション監督・新海誠さん。最新作「天気の子」では東宝配給作品の中で最も多い359館448スクリーンで公開され、今日本で最も注目されているアニメ監督といっても過言ではないでしょう。
自主制作のアニメ映画から名を上げ、人々の心をつかんでいった新海誠監督の作品、どれが人気なのでしょうか?
ねとらぼ調査隊では「あなたが好きな新海誠監督作品は?」というアンケートを実施中です。ちなみに筆者は「言の葉の庭」を月1ペースで見るほど好きです。でもオカルトも好きなので気分によっては「星を追う子ども」に入れちゃうかも。迷いますよね、分かります。
それでは、投票の対象となる新海誠監督作品の解説をしていきたいと思います。
ほしのこえ
2002年、新海誠さん初の劇場作品であり、脚本・演出・美術・背景などほとんどの作業を1人で仕上げた作品で、宇宙に出た少女と地球に残った少年の恋愛模様と、メールの受信時間で“2人の距離”を表現しています。ネット上の口コミにより拡散され、第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門で優秀賞を取り、第34回星雲賞メディア部門など多くの賞を受賞しました。
雲のむこう、約束の場所
2004年に公開された、新海誠さん初の長編映画作品です。架空の巨大国家「ユニオン」や、並行世界などSF色の強い「セカイ系」のストーリーが特徴。第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞では、宮崎駿監督「ハウルの動く城」や押井守監督「イノセンス」など有名監督の作品をおさえて受賞するなど、注目度がさらに高まった作品です。
秒速5センチメートル
2007年に公開され、新海誠監督の代表作の1つ。短編3本からなる連作となっていて、題名の「秒速5センチメートル」とは、桜の花びらが落ちる速度を指しています。これまでと作風がガラッと変わり、SF色が無くノスタルジックな日常風景と恋愛を描いています。ラストで流れる山崎まさよしさんの挿入歌「One more time, One more chance」が印象的。とにかく切ない。新海誠さんが書いた小説版も読むと、映画で描かれていない行間も分かるのでオススメです。
星を追う子ども
2011年公開。これまでの作風と大きく変わり、意欲的にスタジオジブリ作品や世界名作劇場へ寄せた、子どもが見るということを視野に入れたという作品。主人公の少女・アスナが、ある人物と出会い、それがきっかけで地下にある異世界へ死者に会いに行く、という新海誠さんの特徴でもあるオカルト要素もあるストーリーになっています。
言の葉の庭
2013年公開。雨の日だけ、新宿御苑で会える不思議な女性・ユキノと、靴職人を目指す主人公の男子高生・タカオの物語。恋愛が主題で、万葉集から引用した短歌や、雨や雲、光の描写が物凄く綺麗。主題歌は大江千里さんの「Rain」を秦基博さんがカバー。原曲も、秦さんバージョンもめちゃくちゃいい。
君の名は。
言わずと知れた大ヒット作。2016年に公開され、「千と千尋の神隠し」を抜き、日本のアニメ映画では世界歴代興行収入1位(約379億円)となった作品です。音楽・主題歌をロックバンド・RADWIMPSが担当しており、楽曲が物語を彩っています。「言の葉の庭」のユキノが女性教諭として登場します。
天気の子
2019年公開。アニメ作品としては「もののけ姫」以来のアカデミー賞国際長編映画賞部門出品作品です。離島で暮らす主人公の少年・帆高が家出をして、東京に来ると、100%の晴れ女と出会う、というあらすじになっています。前作に続きRADWIMPSが音楽・主題歌を担当。「君の名は。」の登場人物が多数出演しています。凪のガールフレンドの名前がそのまんま過ぎて笑った。
さて、以上7作品が投票対象となります。みなさんが好きな作品に一票をお願いします!
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